
星に向かってというか、天に向かって伸びていこうというその姿が、花言葉に結びついているのだと思います。
その花言葉を思いながら、このアリウムの姿を見ていると、漢字の”世”という文字を連想しました。これは、植物が上に向かって伸びていこうとしている様子を表した象形文字なんですね。”十”という漢字が横に三つ並んでいるので、三十年という一世代を表してもいるのだとか。
世という漢字は、男女問わず使われているような気がします。
親の素直な願いを感じさせる字ですね。
”Think global,act local”。日本マクドナルドHD 原田泳幸社長のことばです。
「日本人なら日本の言葉や文化を知るべきだ。海外との文化の違いが分かり、相手の立場でものを考えて、初めて意思の疎通ができる」、と解説しています。
今流行のグローバリゼーションもそういうことだと思います。広い視野でものを見るために必要なのは、自分という確固とした位置でしょう。その自分がぶれていたら、見るべき対象も定まりません。
面接などで若い人の話を聞いていたりすると、自分の生まれたところ、自分が出会ってきた物や出会った人たち、つまりローカルな情報に愛着のある方ほど、グローバルな視野があったりすることに気付かされます。
世界とは何かを知るためには、自分とは何かを知る必要があるようです。