AL:ジータ
日経新聞記事ピック:2023/10/24/Tue. 【P10金融経済面】 見えてきたデジタル円
今日のアサカイは外部からゲストの方3名を招いてのものでした。ずっと参加をお願いしていてやっと実現したアサカイでした。期待通りのアサカイでした。
3名の方は全ていわゆる人材業界の方々。これをご覧なってる方も一度は耳にしたことがあるんじゃないかってサービスを運営している人材業界の方々です。Greenを運営している株式会社アトラエから田中さん、Forkwellを運営している株式会社groovesから菅野さんと山田さん。
理由はリファラル採用について お話をお伺いしたかったからということになります。
リファラル採用、日本語に訳すと縁故採用となりますから、人材業界の彼らからしてみるとリファラルが進んでいけば自分たちの売り上げが少なくなっていくことを意味するので決して積極的ではないだろう、しかし世の中では一定数いる、これについて彼らはどう考えてるんだろうというのを聞いてみたかったんです。
そしてもっとその手前に、私は個人的には私たちの会社が進めているこのコーラルワークという働き方を理解していただくのはとても難しくある意味壁にぶつかっている状態でもありましたからその壁を破るために会社に提案したのがこのリファラルだったけどそれがあまりに理解されなかったというのが伏線としてありました。
では、なぜリファラルなのか。
今の私たちのはたらき方を応募者に分かってもらうのは本当に難しいと感じているからです。しかし、ただ難しいとだけ言っていては何も始まりません。少なくとも今働いてる人たちはわかって下さってるから働いてくださってると思うので彼らが採用に積極的に関わってくれることがこの困難さを打開していくための1つの道筋であるなと考えるに至ったからです。
しかし、それを会社で話したところ総スカンを食ったというのがそもそものきっかけです。
彼らの中にはどうもリファラルというと縁故採用と直訳され昭和の香りがするらしく、 ましてやそれに対して会社が一人採用したらいくらかの対価を払うって制度化していきましょうと言うと、そんなお金で私たちは動きたくはないというそっちの感情の方が先に立ってしまって、それより先に議論が進まなかったのでした。
自分自身の力の限界、説得力の限界を感じていたところに、この方々といろんなところでお話をする機会があって彼らは意外と積極的だと言うことに気づかされたのです。
最初はForkwellの菅野さんでした。
私たちの会社のエンジニアと彼がWebで採用について話しているところに私が飛び込んで、菅野さんリファラルってどう思うといきなり聞いたら、彼は リファラル最高にいいんじゃないですかね、全ての採用は最終的にリファラルになるんじゃないですかねなんてことをおっしゃった。
おー、これは面白いとなり彼の採用哲学に聞き入りました。
彼が説いたのは、採用に必要なのは「金と時間とカルチャーマッチ」
リファラルはそれら全てを満たしていると。
僕が彼のことばで意を強くしたのは、”わずか数十万円の紹介料で従業員の方が自分の友人や知人を紹介してもそれは当人にとっては割に合わないはず。だってその方の採用の責任をずっと負っていくわけですからね。”
正に、正にそうなんです。
つまり、金じゃないんだよね。
その方が紹介したいと思うのかどうか、そのためにはこの会社が紹介したいと胸を張って言える会社になっているかどうかなんだ。
つまり、お金ではなく会社が問われているのだと。
逆に問うてもらえるわけだから私たちはそこに真摯に向き合うことができる、誤魔化す態度は見透かされるから私たちはリファラルを通じてより強くなっていくはずなのです。
一方で、ある日のアサカイで取り上げた記事「ホラクラシー」を追求していくとこちらの記事にぶつかり、読んでいくとどうもうちが目指している姿と似ている、企業規模は違うけど同じようにアサカイをやっている。これは話を聞いてみなきゃと取引もあったので担当の田中さんと話してみたら面白い。うちのランチ会にも忙しい合間をぬって参加してくださった。
タイトルの「ロマンと算盤」はアサカイでの田中さんの言葉。
聞いた時には渋沢栄一の著書「論語と算盤」の言い間違いかと思ったけれど結局どっちでも話はつながりました。
彼女の口から何度も飛び出してきたのは、この私たちアトラエのはたらき方が正しいのかどうかを証明したい、証明したいのです、でした。仕事を楽しむこと、夢を見ることそれがこの資本主義社会で通じるのか、いや通じるんだとそれを証明したいだったので。
ロマンが”仕事を楽しむこと、夢を見ること”算盤が資本主義と考えれば渋沢栄一の思想と合致します。
彼が説いたのは、社会には”論語”と”算盤”という相矛盾した二つが必要なのだったと思いますから。
そして、これはこちらで投稿した尊徳の言葉「道徳なき経済は罪悪であり 経済なき道徳は寝言である」に時を超えて繋がっていきますね。
さて、ここで課題解決のための二つが繋がったのです。
私は説得力がない、実績もない、人格もイマイチだ。
この方々の協力を得てリファラルの正当性をメンバーの皆さんにぶつけてみたいとして実現したのが今日のアサカイでした。
結果どうだったのか。
それは今日の皆さんのDLCで伺うことができると思います。
アサカイリーダーのジータくん済まない。せっかく新聞記事ピック用意してくれたけど全くその時間は取れませんでしたね。週末の振り返りで挽回しましょう!
本日のDLCから