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これで言うとアナベル(あじさい)って小さな花、実際はあのヒラヒラは花びらではなくて萼(がく)ですが、それが寄り集まっているように見えますよね。そこから一家団欒とかがイメージされたようです。
しかし、この花言葉、なんでもそうだけど、歴史の重みは大きいです。というのもあじさいのもともとの意味、あじさいの”あじ”は古語の”あつ”つまり集まるが転化したものです。つまりこのあじさいを見て、いにしえの人々も何だか、集まってる、団結してる、家族仲良し良いことやんかってのを連想してたんですね。それがずっと今も花言葉として残ってる。歴史に耐えたものはホンマモンですわ。花も人も。
そして、この写真には一緒にケイトウ(花言葉は風変わり、気取り屋)、ソリダコ(花言葉は引っ込み思案)なんてのも映ってます。色んな個性があって一つの集団。会社もそうじゃないかなーって、無理無理感がありますが、会社を考える勉強会の花として持ってきました。
社労士さんを囲んで勉強会。
まー、タイトルはそのまんまですね。もうちょっとひねったものがほしいのだけど、それが思いつかないってことは自分の中でこの会の本質が見えてないからかも知れません。
ちょっと前には、会計士の方に来ていただいて、社員全員で当社の決算書を見ながら、財務三表の勉強をしました。これで新人の社員、ベテランの社員問わず、少し企業財務の勉強になったかと思います。
会計の勉強ならばそれこそ簿記の資格を取るために会社帰りに学校に行って勉強したりはされます。でも、それじゃ、税務申告はできるようになったとしても企業の財務は読めないです。
この会社の財務体質はどうなのかは、それこそROEなどを数字として見ればわかるでしょう。しかし、それを単独で見たところで、その数字が平均と比べて小さいね、大きいねが分かる程度で、では小さいからダメなのか、大きいから安心なのかは株主、投資家はそれで良くても、そこに人生を投資している社員にとってはあまり大きな意味は持たないでしょう。
この会社は何をしようとしているのか、どこに向かおうとしているのかを自分の人生と掛け合わせる必要があります。そしてそれは簿記の勉強をしても分からないのです。(簿記の勉強している人には大変ゴメンなさい、その知識が基礎になっているわけで、それがなければ議論の下地ができませんし、納税申告にはとても重要な知識です。とても有り難いことだと思っています。)
さて、前置きが長くなってしまいました。
そして、今度は会計士さんではなくて、社労士さんを招いての勉強会です。働き方改革、働き方改革って政府も言ってますが、社会も今はそれを相当に意識しているようですね。そうすると僕たちも望むと望まざるとに関わらず意識しなければならないでしょう、これは論を俟ちません。
先の記事にあった副業に関する論議もその流れだし、働き方改革して残業減らしたら、所得減っちゃったじゃんっていう現実も見えてきました。
というところで、来週の連休明け早々に、社労士さんに来ていただいて、本社、支店全員集合。彼らの前で”賃金、労務事情、働き方改革のトレンド”などをテーマに話しをしてもらいます。
レジュメはないとのことなので、僕もどういう風に進むのかよく分かりませんが、終わった後に、どんな質問が社員から出てくるのかが楽しみです。
会計士さんを囲んでも、社労士さんを囲んでも、別に彼らが正しい道を示してくれるわけではない。こういう勉強会は考えるキッカケを与えてくれるものだと思います。考えなければならないのは自分たちであり、行動しなければならないのも自分たちであることは間違いありませんからね。
そして、そのことで地球が0コンマ何ミリか良い方向に動く。
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コメント一覧 (2件)
自分の歩く道に対しては、自分自身で考えていかなければいけない。
そのためにはその歩いている道の情報はほしい。
いわゆる上場企業でない限り、社員の多くは自分が勤める会社の決算内容を知る機会はあまりないと思います。
あまり決算内容については社員に対してもおおやけにしたくないと思う経営者も多いのではないでしょうか。
良かったら良かったで、悪かったら悪かったで色々と不都合起きそうです。
しかし、従業員の立場からはやはり決算書の数字を、自分の目でしかと見つめる行為は非常に大切だと思います。普段の仕事の目標数字がどんな決算に表れ、どう会社を形成しているのかを知ることで、社員一人ひとりが自分の仕事の大切さを再確認出来ますし、経営者感覚というものも養うことができると思うからです。
会社はいわば、一艘の船です。
個々人にはきちんと役割がありますが、それぞれが船の進路を把握していなければ、思ってもみない方向に船が進んでしまいます。
その進路を把握する機会としても、こうして、会計士や社労士を囲み勉強会をされたのは非常に意義のあることではと思います。