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このアプリはなんだか”利他”っぽい。

cocoa
なかなか普及が進まない……。なぜ?

接触確認アプリCOCOAの普及が進まないようです。
僕はおそらくリリースされた直後ぐらいにインストールしたと思います。
リリース前からいろいろ批判もあったみたいですが、生来の新し物好きなのであまり深く考えずに政府がどんなアプリを作ったんだろうって興味から入れてみました。
途中で何回か不具合のアナウンスがありましたが、何の意識もせずにそのままでしたが、その後も普及が全く進まないので、なんでだろうと考えていました。
自分で考えていても仕方ないので、アサカイで社員の皆さんにどれだけの人が入れているのか挙手で反応を見てみました。結果は約2割5分の方がインストールしてくれていました。全社員の4人に1人。

うーーーん。

世間の相場に比べると若干高めではあるけど、僕の感覚からするととても低いです。

一応どうして入れないんですかと聞いてみたら、ことばはきついのだけど結局一番多いのは無知、無関心。ニュースでは知っているし、あることは分かっていても自分が入れるという意識は無い。あったとしても、バッテリーの消耗が早いBluetoothをいつも使うのでとか、個人情報管理について信頼がおけないというものでした。

うん? なんだかなぁという感じです。

いくら政府が旗ふりをしても他人事になっちゃっているこの状況。これでは普及はおぼつかないでしょうね。そして話しているときにどうも彼らは根本のところでわかってないんじゃないかってことに気づきました。このCOCOAの目的です、存在存在意義についてわかっていないんじゃないかと。
新型コロナウィルス接触確認アプリCOCOA。何のためのアプリ?
これは自らを感染から守ってくれるわけではありません、感染を直接防いでくれるものではありません。
自らが感染者と濃厚接触した場合に通知が来るということなので、感染しても軽症で済んでしまうような若者の場合、このアプリを入れたいという動機は薄いのではと想像します。
でもこれの本当の意味と言うのは、そこにあるのではないんじゃないでしょうか。

自分がもらうのではなく、自分が与えるのが目的のアプリ。
仮に自らが感染者となった場合、その状態で感染に気づくのは平均5日から一週間後と言われています。そしてその前後数日間程度は自らが周りの人に感染させてしまうリスクがあります。

自分に症状が出てくれば、周りに感染を広めたい人なんてそういないのでそれなりに行動も自重するようになるでしょう。
しかし最大の問題点は感染していたけども無症状期間があることです。この期間に濃厚接触した人がいるかもしれないのがこのCOVID-19の最大の厄介なところでしょう。

記憶の良い人は自分の過去数日間を思い出して、どこに行って誰と濃厚接触したとか、きれいに思い出してくださるかもしれません。しかしそういった記憶力の良い方でもその方の名前を覚えてない、あるいは知らない人である場合もあるでしょう。

そういった方に知らせる方法はこのCOCOAを使う以外に他に無いのではないかと思います。保健所でもお手上げでしょう。
もしも自分が関わった人に知らせてあげることができたら……。

ご家族に基礎疾患をお持ちの方や高齢者がいらっしゃったらいち早く保健所に行きPCR検査を受けようとされるかもしれません。
十分に気をつけていたとしても自分のご家族に感染させてしまったらとても後悔されるでしょう。それをいくらかでも防いでくれるんです。

このコアプリは自らを防ぐのではなく人の行動に対して優しく注意を呼びかけてくれます。
ワクチンの開発はまだまだかかるでしょう、決定的な治療薬もまだでしょう。
かといって人々が行動の自粛ばかりを続けると経済にダメージを与えそのダメージが人々にダメージを与えてしまいます。

このアプリは一定数の人間がインストールしないと効果を発揮しないのは当然です。
どこかの国のように政府の監視によって行動を規制されるのであれば、多少バッテリーの寿命が短くなろうが個人情報が自分の行動履歴が政府にいってしまおうがどうでもいいような気がします。

こんなことを、会う人ごとにお話しすると皆さんとても理解してくれます。

COCOAってそういうアプリだったんですね! と。

政府ももう少し言葉を考えたらどうなんだろう。COCOAは利他の思想に基づいたアプリなんです。社会貢献なんですと。開発した側の人には言いにくいのかな。
日本人って、もちろん日本人に限らずですが、人は、自分のためじゃなく愛する人のためならばと命を散らしていく生き物なのだと改めて思う今日は75回目の終戦の日。