昨日のDLC（Daily Log and Comment＝いわゆる日報のことですが私たちはそれをDLCと呼んでます）に気になったやりとりがあったのでそのままピック。
入社数ヶ月の新人女子（サリー）のDLCに次のような一文があり、それに対してシュワっちが意見を述べたという流れです。
サリー：
昨日＊＊さん誕生日 32歳
シュワッチ：
うーん、サリー、それだけだと君がそのことで何を感じたのか分からないし、事実をそのまま記述するだけだったらロボットでもできちゃうよ、それを聞いて人間である君はどう思ったの？
そこを書くように心がけてごらん。
サリー：
Happy Birthday！！32歳かぁ～！いいなぁ～！
誕生日が日曜日だと、誕生日休暇がある意味がなくなってしまうのはちょっと残念。。。ここは振替休日なんてありませんよね？
途中から割り込み新人男子（ハル）：
どういう意味でしょうか？誕生日休暇がある意味をどう捉えていますか？
サリー：
意味なくなかったです！
誕生日が休日だったら、家族でお祝いできたり、そもそもの意味を果たしていました。
シュワッチ：
そう、その通りだよ、サリー。ハルの割り込みで気付かされたようだね。
私たちの会社が誕生日休暇や家族の誕生日休暇まで設けているのは、その日は休んでもらって家族でそれを祝ってほしいからなんだ。
つまり、祝福するのが目的であって休暇をとるのはそのための手段なんだよ。
だから、その日が休日や祝日であればその時点で手段が確保されているので振り替えの必要なんてないよね。
世の中には目的と手段を履き違えていたり、わざと違うように表現していたりすることがあるから、これはよくよく見て考えていかなきゃいけないんだよ。
さて、DLCです。
事実を書くだけだったら誰でもできるし、それこそ録音しておけば良いってことになる。
でもそれだったら、こーゆーことは生まれないし、考えにも至らないんだよ。
だから、DLC書く時も事実を書くことはまぁそれはそれでいいとして、
そのことについて自分はどう思ったのか、どう考えたのかそれをありのままに書くようにしてくださいね。
そうするとこういう風に横から意見が出てきて、時としてそれはぶつかったりもします。
でもそれが良いことなんですよ。
意見がぶつかるからこそお互いの考えが深まっていくんです。
それを意見がぶつかるのを恐れて、事実のまま伝えるだけだったら、業務はできるかもしれないけども考えは深まっていかないよね。
ちょっと話が長くなるんだけど、今月の9日10日と開かれるGMで私たちの顧問弁護士が「民主主義」というテーマで勉強会開いてくれるよね。
どんな話をしてくださるのかまだわからないけども、民主主義の根幹ってまさにここだと僕は思いますよ。
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