ユッケ問題が未だに揺れています。一時に比べ報道の数は減ったようですが、あるテレビ番組で、例の店の元アルバイト店員がインタビューに答えていた内容が妙に切ないものでした、あまりにも的を得ていない受け答えを聞いていると亡くなった方がいる事件として妙に切ないのでした。
インタビュアー:お店の衛生管理とかはどうだったんですか。
若者:……。
インタビュアー:お店は働いていてどうでしたか?
若者:亡くなられた方には申し訳ないんですが、和気あいあいとした楽しい職場だったんで、そこでもう働けなくなると思うと悲しいです…。
悲しい、その店で働けなくなることが悲しい。
その店で家族を失った方がいるのに、その死が悲しいのではなく店で働けなくなることが…。
うーん、聞いているのはそこじゃないでしょう。一体あなたは何と何を比較して悲しんでいるのですか。
頭も混乱していたし、いきなりのインタビューだったりしたのかも知れないのですが、若者が大切にしている命より大切なものってなんなんでしょうか。
今やたら口に出てくる、友達関係の大切さや友達とのきづなという言葉に象徴されるような人間関係が、絶対的な命の価値をどこかに追いやっていると思わせるような彼の言葉でした。
そんなに友達って大切なのか、きづなって意味が違うだろう。
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