昨日の日経朝刊を一日遅れで読んでいたら「パーパス経営多様性の尊重から」というコラムに目がいきました。
中身としては、最近起きている企業の不正や不祥事をパーパス経営を切り口に読み解いたものです。
またまたパーパス経営か、パーパス、パーパスってなんだか最近目にすることが多いなぁと思っていたのですが、本文を読んでみて私は「パーパス経営」を全く勘違いしてきたことに気づきました。
パーパスPURPOSE=目的と解釈していたので、パーパス経営=ミッション強めの経営なのかなって勝手に思ってたんですね。
会社の経営理念としてよく言われる、ビジョン、ミッション、バリューのミッションです。
だけど、違いました。
「会社の存在意義」のことでした。
パーパス経営って、会社は何のために存在しているのかそれを考えながら意識しながら経営していくことなんですね。
ミッションとは似て非なるものでした。
purposeって単語はラテン語起源でpur(前に) + pose(置く)つまり前に置くという元々の意味から目的という単語に発展していったみたいです。
これがより発展していき目的という具体的な単語から、目的って何だっけ?というような抽象的な意味合いが生まれていったみたいですね。
こういった英単語が発展していく様子は例えばカンパニー(Company)なんかもそうですね。
com(共にという接頭辞) + panis(パン)が合わさった単語のようでもともとの意味は一緒にパンを食べる人ですけど、そこから一緒にパンを食べる人だから仲間だよねとか、会社って仲間が集まったようなとこだよねからカンパニーが出来上がりました。
さて、Purposeです。これってミッションに比べるとかなり自発的です、内省的な言葉というかそんな感じです。
それに対して、ミッションはと言うと映画のミッション・インポッシブルもありますし、ミッションスクールなんて言葉もあるし、どちらかと言うと自分ではない他者の意思、あるいは神の意思が自分に宿ってるみたいなところがあるように思います。
企業や組織、個人が何のために存在するのか、何を成すべきか、それを通じて社会にどう貢献していくのかという「存在意義」や「目的意識」を自らに問いかけながら明日を目指す言葉パーパス、パーパス経営良いですね。
そして、だけど国や組織の存在意義はどこまでいっても私たち一人ひとりの存在意義によっていなければならない。
なども思った終戦の日の8月15日でした。