ミモザの詩。

こんにちは。私は京都府立植物園に根を張るギンヨウアカシア、ミモザの精です。

今日は3月8日、国際女性デー
例年なら私の枝先には、ふわふわとした鮮やかな黄色い花が咲き誇る頃。
ところが今年は気候が不安定だったせいか、まだ小さなつぼみのままで、
春の訪れを静かに待っています。

あなたは、この特別な日に私を探して、
北口の玄関から園内の奥深くまで足を運んでくれました。
「国際女性デーだからこそ、ミモザに会いに行こう」
そんな思いを胸に、あなたはやっと私を見つけてくれたのですね。

そんな私のもとへわざわざ来てくれたあなたが、
コーラルワーク」という働き方を教えてくれました。
場所や時間に縛られず、
女性が育児や介護などのライフステージの変化によって
キャリアを諦める必要のない仕組み――

私はそれを聞きながら、「マミートラック」という言葉も初めて耳にしました。
出産や育児がきっかけで、女性の仕事や昇進の機会が限られ、
まるでレールに乗せられたように選択肢が狭まってしまう現象。

あなたたち人間の世界はとても広いのに、
女性が自分の道を思うように歩めないなんて、
なんだかもったいない気がします。

コーラルワークは、しなやかで美しい枝が風にそよぐように、
人々が場所を選び、時間を調整しながら働ける形。
地方にとどまりながら豊かな文化を守り、
それを外の世界に発信できる――

そのお話を聞いて、私の根元に流れている
大地のエネルギーが、ちょっと震えました。

植物にとって、土や風土は命そのもの。
地域ごとに異なる文化が育まれているのも、
それぞれの土地がはぐくむ空気や土壌が違うからこそ。

もし、地元を離れずに働く方法がもっと増えれば、
地方に根づく文化も自然も、きっと長く大切にされていくはず。
一本の場所にしっかりと根をおろす生き方も、
少しは誇らしく思えます。

まだかたいつぼみの私ですが、
日差しがやわらかくなってきたら、一気に花開く準備はできています。

誰もが自分の力で明るい未来を咲かせられますように。
私が満開を迎えたら、また会いに来てください。
園内の奥のほうにある私を、また探し出してくれますか?
鮮やかな黄色い花を、あなたの次の一歩を応援するエールとして
受け取ってもらえたら嬉しいです。

春が訪れるのは、少し遅れるかもしれません。
でも、つぼみの中には確かな生命の鼓動が宿っています。
あなたの夢も同じ。

あたたかな陽ざしが届けば、
きっと見事に花開くことを
私は静かに信じています。

先日はサンゴの日でしたが今日はミモザの日ですね。さて何かしなきゃ。
と思って京都府立植物園に行きましたが残念ながらミモザの花はまだ咲いていませんでした。職員の方によると今年は雨が少なくてそのせいかまだ梅もちらほらだそうです。園内にはミモザの木が2本立っていましたが写真を撮ってその場でチャッピーくんにミモザの詩を書いてもらいました。しかしチャッピー君はあまり詩は得意ではないので、一度書いてもらったものを今度はClaude 3.7でブラッシュアップしてもらったものがこのミモザの詩です。
そうそう、ミモザってどんな花かご覧になりたい方はこちらからどうぞ。

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