PFAS、永遠の化学物質（forever chemicals）なんて言葉を聞くとなんだか素晴らしい夢の物質のような印象さえ受けてしまいます。
”永遠”、言葉としては良い響きですよね。
永遠の愛、一端（いっぱし）の大人であればその人生で1度や2度は口にしたはず。
あのとき、永遠の約束を誓いながら、永遠の輝きを持つ指輪の美しさにため息したひと時を今も時々思い出しては別のため息をついている人もこれ読んでる人の中には何人かいるはず。
数年前、永遠の0は日本中に感動を呼び起こしましたが、数ヶ月前、作家百田尚樹氏が発した女性に対する少子化発言はいただけませんでした。人によってはそれは永遠の哀しみとして残るだろうと思えました。
さて、件（くだん）の化学物質PFASです、先の作家の発言は心への痛みでしたが、こちらは肉体への永遠の苦しみを私たちに与えるもののようです。そのためどなたが呼んだのか分かりませんが、永遠の化学物質PFAS
先月29日、つまり２日前、PFASは国が実施した全国の水道水質検査結果で全て暫定目標値を下回っている、基準値を上回ったところは1つもないと発表して再びニュースとなったようです。暫定目標値というのが少し気になりますが、とりあえず一連の水道水PFAS問題には暫定的安心が得られたようです。
私も早速地元京都のホームページを見てみましたが、この調査は令和２年度からやっているようでその時から暫定基準値を大きく下回っていました。ほとんどの採取地点で計測できる最小数値4 ng/L 未満と出ていました。他の自治体わかりませんが京都市やりますね。
その時PFASを調べていたらこの化学物質ってほんとにいろんなところで使われてるんだなって改めてわかりました。特に水道水のように口に入るものは神経質になりますよね、なんたって永遠の化学物質ですから。愛は冷めてもPFASは残る、ま、もう良いか。
どうにもツルツル、スベスベがこの化学物質の特徴なのでそれを応用したテフロン加工のフライパン、新品だとほんとにくっつかないのでこれはお料理革命と言っていいでしょうテレメシの強い味方です。気が付きにくいところではデンタルフロスなんてのもそうらしいですね、あんな歯と歯の間をギシギシやるのでそれはスベスベしたほうがいいですよね。
で、これもなのかと思ったのがハンバーガーとかフライドチキンとかを包んでいるラップ紙です。これも確かにツルツルしてるなぁそしてハンバーガーとかが熱を持ってるからPFASが溶け出す可能性あるのかななんて思ってたらこんなページにあのマクドナルドが他のファストフードに比べてほぼ完璧なPFAS対応とあったので、そうなんだーと思いながら今日のテレメシは近所のマクドに向かいました。
結果は、美味しかったですよ。久しぶりでもビッグマックはビッグマックでした。
そして、ツルツルスベスベの包み紙ではなくなっていました。触ってみると表面が少しだけざらついてます、だけどソースを吸い込むなんてことはありません。よく考えられた包装紙ですね、そして知らない間にこんなことが起きてたんですね。
さて、永遠の化学物質の次は永遠の学びです。
こういったマクドとかi行くとどういうわけかいわゆる読書が進みますね。なぜだろう、色々理由はあるでしょうがもうそれは長年の長年の経験でわかっていることなので、持ち歩いてきたのは大日本報徳社社長鷲山先生の「報徳」。月間で出ていますが、毎月送られてきてもなかなか読む時間が取れません。しかし巻頭にいつも掲載される鷲山先生が寄稿されたものだけは読むようにしています。
いつも新しい発見なんです。
今月はロシア革命もう一人の主役レーニンのお話でした。こんな一面が彼に会ったなんてといかにも先生らしいレーニン愛が散りばめられていました
先生のお話はレーニンの業績や人となりから報徳思想に入っていくわけですが、その最後の一節が決まってます、実に決まっているのです。資本主義、社会主義を知り尽くされている先生だからだろうとても短い言葉で端的に表現されています。失礼して引用させていただきます。
日常生活の観点から見た場合、資本主義とは一体何だろうか。資本主義は個人主義を前提としている。それゆえ「自分のために生きるのがいかに楽しいか」が資本主義の本質といえるだろう。
では社会主義とは何か。社会を軸に考えれば「人のために生きるのがどんなに楽しいか」というのが社会主義の本質といえようか。
これらに対して報徳主義とは何か。自主独立を前提としたところの一円融合の考え方である。「自分のために徹底して生きれない人が、どうして人の為に生きれようか。人の為に徹底して生きれない人が、どうして自分のために生きれようか」ーーーこの統一に生きる思想である。
月刊誌報徳令和６年１２月号より
鷲山先生も私たちのGMには時々ご参加くださりお話してくださいますが、今回の名古屋GMにもご参加いただけるようで今から大変楽しみです。
