属人性はなくした方が良いのか?

よく世間では、この会社はだらけであまり良くない、事業の継続性を考えたら属人性はなくしていかないといけないなんて会話がされています。

だけど、僕は、むしろこの人がいなくなったら会社が傾いてしまうってぐらいの人間たちだけで構成された会社の方が楽しいし、楽しいことが事業を継続させることの源泉ではないかと思うのです。

実際ほんとに倒産しちゃった。それは許されないし的考えからもやってはいけないことです。企業は存続が第一テーマです。

それにしてもです、それにしても属人性をなくすのが絶対的な是であるという世間の風潮はなんだかなーです。
もしも、属人性が全くない企業と言うのでしょうか。特定の人に依存していない状態と言う事はその人がいなくなっても、誰かがすぐに入ってくれる状態ということになります。仕事の標準化っていうのはそういうことでしょう、マニュアル化できてしまうことで誰でもそれをこなすことができる。
例えて申し訳ないですけどのアルバイトとかそうじゃないでしょうか、その人がいなくなってもちょっと研修を受けたら誰でもできてしまう仕事ってそうだと思うんです。

企業側はそれで良いとして(事業継続計画)がはかれるとして、働く側はどうなんでしょうか。
働いている側からすると、私でなければできない仕事を求めていくはずです。ユニークな存在であろうと自分の価値を高めていこうとします。

これはもう全く相反することです。

企業といつも緊張状態、僕はやはりこっちが良い。

この人がいなくなったら会社はおかしくなるけどそれをやって初めて働くことの意味とか会社の存在意義とか出てくるのではと思うわけです。

BCPを考える上で属人性をなくしていくのは排除していくのはもっともなことだと思います。それがブラックボックス化してしまっていたらもうその人がいなくなった時誰もその穴を埋めることができません。
また、本人も自分しかその仕事ができなかったら、気軽に休むこともできませんが、それは不幸なことです。どうすれば良いのでしょうか。

そうするとBCPに大きな価値を与えてしまいます。そのためには自分がやっていることを社内でも広くあるいはチーム内だけでも共通化していくことシェアしていくことが大切なのではと思います。ただBCPと言うものもどこで見るかでよります。一時的には確かにそのことによってBCPが危険にさらされることもあるかもしれませんます

しかし長い目で企業の成長や社会の健全化と言うことを考えたときには属人性を排除してしまった場合個人のやる気だとか創造性は失われることになるので決して良いこととは思えないわけです。つまりはどこまで行ってもバランスだとは思いますが、今の風潮がどうにも属人化を排除せよと言う方向が強いのでそこに対して一言申し上げたかった。

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