驚異的な出店数で不況の外食業界において一人気を吐いていると言っても良い、丸亀製麺を展開する株式会社トリドールが全店長を正社員からパート社員に切り替えると発表しました。
この記事を目にして思うことは、これは一種のFC化ではないかということです。
職業柄あらゆる流通事情をFCと絡めて思考する癖がついているからかも知れませんが、これは極めてFC的です。
トリドールの発表として、パート社員にすることで、地域に通じた店長を誕生させることができるので、地域密着型の店舗運営ができるという一文がありましたが、これがまさしくFCの特徴でもあります。
そして、発表はされてませんでしたが、その裏には当然のように人件費の抑制があります。
現状のままの出店が続けば、店長にあてるべき正社員を相当数採用していかねばならず、それだけ本部は肥大化してしまいます。
パート店長でうまく運営することができればこの肥大化を防ぐことができます。
これは、少し前に日本マクドナルドが既存店舗のFC化を促進すると発表したこととよく似ています。
あの時には、現状7対3であった直営とFCの比率を3対7にするという内容でした。 そしてそれは実行され日本マクドナルドの経営状況はご存じの通りです。
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