経営で目指すのはオープンでフラットでなおかつシンプルで
入社を控えた方とメールのやり取りをしていて、彼に自社の経営方針とか何とか話していると、日頃から使っている頻度が高いこれらの言葉が口を突いて出てきました。
オープンに、多くの場合、情報をオープンに。つまりディスクローズしていくことですけど、これは外に対してももちろん内側に対してもです。情報のオープン化こそが”信頼”を得るための最善の方法だと考えます。
良いことも悪いこともちゃんと伝える。そのことで社外から信頼を得ることができるはずです。そして、内にあってはいわゆる疑心暗鬼のようなものが社員間に生まれることを防ぎます。つまりオープンにすることが最も信頼を得るには最適な手段だと。
何より、自分自身の精神衛生上もプラスですしね。
フラットは会社組織に掛かってきます。物理的な壁を設けないと同時に心理的にも壁をなくしいつでも爽やかな風が吹き通すような組織が理想でしょう。
これを言ってはいけないと抑制の気持ちが起きることが一番よくない。
それは組織に壁があるからなのですが、日本人が得意とする忖度も一種の壁建設に拍車を掛けているものの一つだと思います。いくら会社が壁を取り除きフラットな組織を作っても個人が自分の心の中に壁を築いてしまっている場合があります。こっちの壁の方が強固で一際高くそびえ立っているのですが、これをいかにして崩していくのか、これは組織と個人との共同作業のようなところがありますね。
そして、シンプル。これは考え方。ものごとをシンプルにシンプルに考えていく。会社組織というものは、時間を経ると次第次第に何かが溜まっていきます。それは物もそうだし、考えもそうです。
これは要るのか、本当に必要なのか。やりたいのは何なんだ、そのためにこれをやる必要があるのか。本当は必要ではないものがいつの間にか溜まっていきます。それが思考を妨げていきます。
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