ODAなら知っている方多いでしょうが、OOD知ってる方はまーいないはずです。
うちの会社独自の制度ですから。
そんな、当社独自の制度なのに、今日、社員からOODって分からないから、よく説明してくれって言われたので書いておきます。
OOD:Off the Office Day
のことです。「会社を離れる日」というそれだけのことです。
社員というのは入社したら会社の規則に従って、出社しなければなりません。出社が難しい時には、年次有給休暇制度、略して有休という制度を使って会社を休みます。その間賃金は支払われます。労働者としての当然の権利であり、自由に行使することができます。
まー、自由と言っても当社のような小所帯企業のような場合には、一人当たりの責任の負荷が大きいので、誰かが休めば他の誰かに負荷がいきますし、休んでる間には実際的な作業がなくなりますから、生産が落ちれば売上が落ちるという、原因と結果が見えやすいので、現実には自由には休めないと思います。
しかし、これはもう間違い無く権利として存在します。
その他に、土日、祝祭日、それから当社の場合には自分の誕生日、家族の誕生日、結婚記念日は会社を休んでも良い日、というよりも会社を休みなさいという日として定めています。会社を休む。つまり会社を離れても良い日です。
OODは、それら以外に会社を離れても良い日です。
その離れる理由は、何でも構いません。理由は問いません。日数も今のところ定めていません。ただ、これは休暇ではありません。社員としての労働が課されます。しかし、その労働の内容は問われません。自分で自由に決めたら良いのです。
しかし、自由と言っても、社員としての身分での自由ですから束縛はあります。
では、何に束縛されるかというと、会社の理念であり、会社のミッションによって束縛されます。会社は何のために存在するのかという、存在の理由に束縛されます。つまり、会社とは何かを意識しながら、ぐっと見つめながら、会社を離れた状態。
意識はON、身体はOFF。これがOODです。
OOD NG集。
引っ越しの準備があるので、OOD使って休ませてください。
→土日にするか、有休を取ってください。
親戚が遊びに来るのでOOD使って休ませてください。
→有休を取ってください。
いつも仕事に追われていて、調べ物ができないので、今日はOODを使って自宅で集中して仕事させてください。
→在宅勤務の申請を上司にしてください。
体調が悪いので、休ませてください。仕事は少しはできるのでOOD使って良いでしょうか。
→病欠にするか、有休を取るか、上司に相談し在宅勤務の申請をしてください。
ちょっと気になるセミナーがあるんでOOD使って聞きに行って良いでしょうか。
→近くであれば外出許可を、遠くであれば出張許可を上司に申請してください。
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