昨日の日経夕刊にカルビー会長松本晃氏のコラムがあった。
タイトルは、「おつかれさま撲滅運動」。
タイトル拝見して我が意を得たりとはなりました。やはり、世の中には自分と同じような意見を持っている人もいるんだなと嬉しくもありました。だけど、運動はいけません。いけないと思います。運動になると、「ことば狩り」になっちゃう。
特に、会長が陣頭指揮を執って運動の先頭に立ってしまえば、社員は従わざるを得ない。
相手の尊厳を傷つけたり、暴力的であったり、いわゆる誹謗中傷の類いとなることばは厳に慎まねばなりません。しかし、「お疲れさま」ということばはそこまでのことばではありません。時と場合によっては人間関係の潤滑油的な機能として働いたりすように思います。
ただ、朝からお疲れさまはないです。もう少しTPO考えるべきですが、そういう人って、朝だけに限らず一日中誰彼となしに使っています。その結果、語彙力、表現力共に乏しい傾向にあります。便利なことばは多用すると、その人の進歩を知らず知らずに妨げます。
ですから、教育する側としてはなるだけ使わないようにしようよとか、そのことばの意味か入っていって、疲れるは、憑かれるから来ているから、来ているわけだからやばいよねとか。英語表現との違いからとか、説明に説明を重ねることは大切だと思います。
というのもほとんどの人が意識しないで、ただ、便利なことばとして使っているだけだから、意識付けをしてあげることは大切だと思います。
しかし、この名会長も6月をもって退任が発表されました。
2009年に会長 兼 CEOに就任し、その後、カルビーを東証1部に上場させると、以降8期連続で増収増益に導いた手腕で知られています。
松本氏の退任発表を受けてカルビーの株価(東証1部)は大きく下げました。
ことば狩りは賛同できないけれど、西村結さんのような方、当社にも現れてくれないかな。
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