面接に来られる方はお客なのか。

座り心地はいろいろです。さて、どこに座りますか?

上座、下座とは。

上座、下座ってありますよね。これはどこにだってあるのではと思います。和室はわりと分かりやすくて床の間に近いところが上座でしょう。洋間では入り口から一番遠いところが上座だと思います。
団体で部屋に通されたときには年長者であったり、役職が上の人間がその上座に座ることになります。

当然のように会社の中にもありますね。
会社内では私が社長なので、年齢も一番上だし、まぁ普通に私が上座に座ります。逆に私が下座に座ると社員の方も居心地悪いと思います。それが普通の関係ですね。

会社に外部の方が来られたときにはどうでしょうか。
私たちの取引先の方が来られたとしますその時はどうでしょう間違いなくその方も上座だと思います。なぜならお客様だからです。

これは一般の家庭でも同じだと思うんです、目上の者が上座に座りますしお客様が来られたらそのお客さまが上座だと思います。

これは内と外を分けてるんだと思います。お客様は外の人です、だから上座です。

における上座、下座問題

問題は面接の時です。面接に来られた方を面接の場所に案内した時に応募者の方に上座に座ってもらうか下座にも座ってもらうか問題があります。

さて、彼、彼女たちは内の人でしょうか外の人でしょうか。外の人ですよね。
会社内の人でしょうか、それともお客様なのでしょうか。会社内の人ではないけどお客さまとも呼べないですよね。

つまり、外の人ではあるけど客とまでは言えない。

外の人ではあるけども外の人と考えれば上座に座っていただければ座っていただけなければいけません。しかし客ではない感じがします。これだとどっちに座ってもらうべきなのか悩みますよね。

実際、その悩みが私達の会社でも現実に現れています。

面接の方がピンポンと会社の呼び鈴を鳴らして入ってこられたときの社員の方々の反応です。全員の方が社員全員の方が応募者の方を会議室の上座に案内します。

そこで私は社員の皆さんに一言申し上げます、応募者はお客様ではないのでこれはおかしいのではないかと。
では、応募者は身内なのか私よりも目下の者なのかというとそうではないですね。

ちなみに 私たちの会社には総務部と言うのはないので、その場にいた人が案内することになっています。
いずれにしてもこれはなんだろうなぁってずっと不思議でした。そこで、上座下座問題考えてみたいと思います。

応募者の方には下座に座っていただきます。

結論から申し上げて、応募者の方はお客様ではありません。だから下座に座っていただきます。

大前提として、面接に来られた方は私たちの会社が好きで、 私たちの事業に興味を持って、 私たちの会社でみんなと一緒に働きたいと思っている人であるというのがあります。

だから、客ではない。

採用すれば仲間、しなければ客となります。

だけど、今の心はどっちなんだというと、私はあらゆる人を採用したいという心で動いているのです。
面接に来てくれて、うちの会社を選んでくれてありがとう!
面接の瞬間、瞬間においてそんな心で接してます。なので心の中では客ではなく仲間(身内)なのです。

そのような人を、入社前には上座に座ってもらい、入社が決まったら下座に座らせる、そんな器用なことはできないのです。

  • URLをコピーしました!

Comment

コメントする

目次