先ほど、「米マクドナルドが再建計画 3500店をフランチャイズ化」というニュースが流れてきました。
これ逆じゃないでしょうか。
全世界的なマクドナルドの業績悪化は知られているところ。であれば、悪化を食い止めようとするのであれば、直営化し、本部の意向が届きやすくし、体制を引き締めるべきなのではないでしょうか。
しかし、ニュースにはこうある。「直営店のフランチャイズ化の促進などで、2017年末までに年間管理費を3億ドル(約360億円)削減する。」
管理費を浮かせたいんだ。
そりゃ、フランチャイズ化すれば売り上げも落ちるけど、管理費は確実に削減できる。そして、こうも言ってる「15年には80億~90億ドルの株主還元も行う。」
そっかー、全ては株主のためか。
短期的には株主は喜ぶだろうが、長期的にはどうなのか。今のマクドナルドにおいてどれほど優秀な人間がフランチャイズオーナーとして手をあげるのだろうか。
3500店をフランチャイズ化というのは、体の良いリストラなんだろう。そこまで追い詰められているのか、それとも経営陣はステークホルダーとして株主利益しか考えることができず、従業員や取引先、巨大ハンバーガーチェーンとしての社会的役割は見えなくなってしまっているのだろうか。
迷走が始まりそうな予感。
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