社員旅行のことを英語ではCompany retreatとかCoroperate retreatとかって言うのですね、知りませんでした。
Retreatには、待避所、避難所とかって意味の他に研修とかって意味もあるようで、こちらの意味からCompany retreatと言うのでしょうね。ただ、原義としては、”日常から離れる”という意味があるようなので、厳密な意味では社員旅行=Company treat.とはならないのかも知れません。
何れにしても、英語は一つの単語に幾つかの全然違う意味があるのでややこしいですね。Fineなどは、どうしてこれに罰金という意味があるのか未だによく分かりません。
通常は、I am fine! 元気!なので、これが罰金となるのは想像しても無理。きっとRetreatと同じでどこかでつながっているのでしょうが。これ以上は言及しません。
ということで、来週末は奄美大島へ社員旅行の日です。一年前に心密かに決めていたことですが、実現は難しいだろうなと思っていました。s
なんせ、昨今の風潮です。
会社とプライベートは別!
これは社会の大きなトレンドで誰も止められない。一部企業では運動会とか復活の兆しがあるとか言われてますが、社員旅行の人気はどうも芳しくありません。
当社の平均休日数は134日、残業は業界の半分もいかないと思います。つまり社員が会社にいる時間は極力少なくしています。それは色々な理由があるのですが、突き詰めて言うと、社員ひとり一人の人間的価値を上げ、その結果として生産性を高めるのが究極の目的です。
では、社員旅行はなにゆえ?
ほんまに、僕の我が儘です。
一年前に、偶然訪問する機会があり、そこで奄美大島の歴史と文化に触れることができました。そこで感じたのは、これは日本人全員が来なきゃいけない島なんじゃないか?日本人なら一度は訪れるべきだと強く感じたからでした。
沖縄は割と知られています。その歴史も文化も大抵の日本人は知っているし、観光として訪れている人も
そして、もう一つ。
離島なので、マリンスポーツが盛んなのは容易に想像できるのですが、なんと奄美大島はサーフィンのメッカなのだそうです。種子島ともう一つどこかと合わせて三大メッカと言うらしいです。
それを聞いて、僕はこれは何としても実現させたい気持ちがムラムラ湧いてきたのでした。というのも当社にはサーフィンをこよなく愛し、サーフィンこそが人生だと言って憚らない野郎がいたからです。
野球をこよなく愛する人間が野球道に入っていくように、この男もサーフィン道に入っていってるかのようでした。
これは大きいんです。
うまい、下手ではない。
単にサーフィンが好きなら、社員旅行とまでは思わないけれど、”道”に入っている人間が社員として存在している。であれば、社員全員でその一端を垣間見たい、共有してみたいという気持ちになったのでした。
ご家族も一緒に行ってくださる方もいらっしゃいます。皆さん、付き合ってくれてありがとう!
Let's enjoy Amamioshima!
株式会社Dai 代表取締役 木脇和政
Comment
コメント一覧 (4件)
何事もチャレンジなので、とても素晴らしいと思います。
未経験での感想より、経験しての感想の方がより素晴らしいものになると思いますし
そういった道の発端を見るのはワクワクしますね。
私もこの投稿を見てワクワクしました。
株式会社Dai様の社員旅行ですが、私が知っている一般的な”社員旅行”とは少し違っているように感じ、おもしろいと思ったのでコメントさせていただきます。
私の知っている社員旅行というのは、上司への接待旅行であり、会社での人間関係が苦手な方にとっては苦痛の数日間であり、昇進を目指す方にとってはアピールの期間というイメージです。
それ故に、こちらであげられていた”会社とプライベートは別!”が出てくるのではないでしょうか?
仕事に忙殺され、多量の残業や納得のいかない仕事が多く、仕事に辟易している中で、休日のゴルフや旅行等がさらに日常にまで浸食してくる。そういったイメージから、”会社とプライベートは別!”が叫ばれるようになって来たのではないでしょうか?
仕事や会社に対する安心感があり、会社や社会から、自立した1人の大人として扱われ、
チームとの連携や信頼関係が構築されていれば、
会社とプライベートの連携=悪とはならないのではないでしょうか?
仕事や会社が、プライベートから切り離したくなるような、プライベートでは排除したい物であれば、会社とプライベートは別!と私も大いに同意致します。
しかし、沢山の時間とエネルギーを傾ける仕事ですから、それがプライベートと別にしたい邪魔者であるのは少し悲しく思います。
もちろん仕事と直接的な関係のないプライベートな時間は必要です。
家族や恋人との時間や、1人で旅行に行く等、仕事に関わる人間と関係を持たない場で体験出来ることは沢山あります。仕事は多くの時間を費やす場所ですから、一歩引いた距離から見た方がわかる物も多いでしょう。
しかし理想なのは、仕事もプライベートも人生の一部であり、仕事と関係のない部分で得たインスピレーションや経験を仕事に活かし、仕事で得たことや体験したことが、プライベートでも活かされて行く、双方が良い方向に相乗効果を発揮して行くことではないでしょうか。正の連鎖とも言えるかと思います。
言い換えてみれば、人生を生きるという視点でみれば、プライベートに関係のない仕事も、プライベートが重要でない仕事も存在しないのではないかと考えます。
特に今回のような、「奄美黄島は一度日本人がみな見ておくべきだ!」「道に入ったとまで言える、強い情熱を持った社員の熱をシェアしよう」という、誰かの熱をシェアするような形での社員旅行というのは、聞いたことがありませんが、良い物だと思います。
何かに真剣に取り組む、何かを真剣に愛する人の行動は刺激になりますから。
こういったものを見て、感じて、影響を受けるだけの余裕があることが大事なのではないでしょうか。
どんなに綺麗な水も、コップが割れていては流れ出てしまうように、
まずは器を整えてやることが大事であると思います。
水と油が別れるようにくっきり区別を付けるのでも、絵の具の色がごちゃ混ぜになって淀んでしまうのでもなく、綺麗な赤と黄色から、素晴らしいオレンジが生まれるように、仕事がプライベートを活かし、プライベートが仕事をより魅力的にするような生活が出来たら素晴らしいですね。
小野田さんへ。
コメントありがとうございます。
こんにちは、小野田さん。
素晴らしいです。
小野田さんのプライベート論。
仕事とプライベートを峻別するという考えは、人を物や機械に置き換えている
ような気がします。
そして、その結果としてあたかも仕事とプライベートをトレードオフの関係に
置いているような感じです。
つまり、一日仕事を8時間するところを9時間したら、プライベートな時間が
1時間減る。
1日は24時間なので、こっちが増えればこっちが減るという関係のように捉え
られているようですが、実際にはどうなんでしょうか。
きっちり算数のようにはならないですよね。
仕事が充実していれば、プライベートも充実し、プライベートが充実していれば、
仕事もと。
一日は28時間にも30時間にもなるような気がします。
ちょうどオレンジ色が生まれるように。
> 綺麗な赤と黄色から、素晴らしいオレンジが生まれるように、
> 仕事がプライベートを活かし、プライベートが仕事をより魅力的に
> するような生活が出来たら素晴らしいですね。
小野田さん、詩人ですね。
きのわき
と、書いてみて思ったのですが、欧米は特に欧州は階級社会の色をまだまだ強く
感じます。
一部のエリート階級と労働者階級とに分かれていて、そうすると労働者階級としては、
仕事をプライベートとトレードオフの関係にしてしまうのではないかとも思います。
それは、ごく自然。
そして、今、日本は、階級社会ではないけれど、確実に格差社会になっていってます。
ここにあるのは、階級意識のない格差意識なので、事態は深刻な気がします。
労働者が労働者としての権利意識を持つことが難しい状況の中で格差が進んで
いくとどうなるのか。
ニッポンという国が成り立たなくなる気がします。