一昨日のブログで、社員募集案内を投稿したばかりなのですが、昨日面接をしました。
募集している側で一番気になるのは、どのような会社さんでも応募動機でしょう。どうしてうちで働きたいのか、どうして数多ある会社の中からうちを選んでくれたのか。一番知りたいところです。
昨日、面接させていただいたA君の答えは、「嘘をつかない企業だと思えた」でした。
名誉なことです。
何をもって彼はそう判断したのか、その後の話で理由は分かりましたが、いずれにせよ、企業の体質的な部分を肯定的にとらえ、しかもそれを志望の第一理由としていただいたことは大変名誉なことでした。
人の倫理も、企業の倫理も同じだと思います。
ただ、会社というものをゴーイングコンサーン的な思想で捉えると、人以上に倫理に厳しくあらねばならないでしょう。なぜなら、嘘というのは、その場しのぎの方便でしかありません。嘘で守ることができるのは、嘘の魔法がかかっているあいだだけ。そしてその魔法はいつかは解けるし、魔法の効き目は麻薬と同じでより強力で無ければ効力をはっきしなくなります。
企業というのは、たとえ経営者が入れ替わり、従業員が出入りしても、未来永劫に亘って存続し続けねばなりません。未来永劫は現実にはあり得ないでしょうが、少なくともそれを目指さねばなりません。
そうすると嘘はダメなわけです。
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