今朝の日経コラム欄に、葛西海浜公園にある干潟が来夏にも海水浴場として解放されるという記事があった。
昔の白黒フィルムを見ていると、都内の近場で都民が海水浴に興じている様子がある。あー、こんな風景が東京にはあったんだと、その時代に生きていないのに懐かしさを覚える。
記事によると、排水規制や下水道の整備が整ったからだけでなく、海水を濾過するための自然の力。つまり、貝や海藻などを地道に育ててきた地元NPO法人の地道な活動が実を結んだとのこと。
全く、頭が下がります。
事業をやっていると、今期の利益、来期の売り上げなど、どうしても目の前の数字に右往左往してしまいます。
社内で、貝や海藻を育て、珊瑚を大切にしたいとは思っていても、なかなか現実には難しい。
でも、こうやって、長い間顔を付けることもできなかった海辺を、子どもたちが安心してはしゃぎ回る環境に取り戻した方々がいる。
難しい、むずかしいと言いながら、未来への投資を避けているのは言い訳なんだろうなと思います。
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