僕は、会社創業時に購入し、それからずっと乗り続けている自転車があります。創業からですから満30年。
当社社員の平均年齢より上。
30年も乗っていれば、色んなところにガタがきます。多分、地球一周以上はしていると思いますから、パーツ類は何度も交換しています。30年の間に二度盗難に遭いましたが、その度に出てきてくれました。放置自転車として撤去されたときには、そこの管理人が、こんな古い自転車を大切に乗っていらっしゃるので野ざらしにするわけにはいかないと、僕の自転車だけその方の休憩室の軒下に保管してくれていて、雨に濡れないようにしてくれていました。
こうなるとますます乗り続けたくなります。
修理しなければならないことが多いので、自転車屋にもよく行くのですが、その度に古いですね、よく乗ってらっしゃいますねと感心されます。しかし、もうこの自転車に合うパーツもないし、規格も古いので、自転車店にとっては持ち込まれてもやっかいだったりします。商売として割に合わないというのが本音だと思います。そもそも修理はあまりお金にはならないようです。そういうこともあって修理ができる自転車屋さんもだんだん少なくなってきています。
「どんな自転車でも修理します。」
昨日、京大の超交流会に行きましたが、京大の時計台から数十分のところにあるこの自転車店、ここにはよくお世話になりました。看板に偽り無しです。ただ、修理しますと仰っているだけで、直せるとは仰っていませんがその通りで、直せないのは多々ありました。
しかし、嫌な顔一つせずというか、どんな故障にも真面目に、そしてニコニコとしながら向き合ってくれます。
こういう方がいるとまだまだ乗れる。
Comment
コメント一覧 (3件)
ここで買った中古自転車とても良いです。永く使わせていただきます。
隣近所。
「できません」という前に「やってみます」のミドリです。
というミドリ電化の店舗で流れているキャッチコピーが私は好きです。
まずはやってみること、大事ですよね。
今日は、よさこいダンサーさん。
コメントありがとうございます。
「やってみます」のミドリちゃん ですね。
今はエディオングループ入りしているミドリ電化さんかと思いますが、以前はこのコマーシャル盛んに流れてましたね。
このミドリちゃんをご存じだということは関西の方なんでしょうか?
”「できません」という前に「やってみます」のミドリです。”
確かに、このキャッチは宣伝文句ではありますが、生き方とか人生への向き合い方を
表しているように思います。
当時のミドリ電化さんの、会社としての基本方針のようなものであったのかも知れません。
あるタスクや目的を果たそうとした場合、それができない理由、やらない理由というのは
いくつでも思いつくことができます。
どういうわけか、頭の良い人ほどやらない理由を一杯考えてくれます。
時間がないから、お金がないから、僕の役ではないから、やる理由がないから…。
理由はいくらでも思いつきます。
そして、そのことでやらなかったとしても、そう咎められるわけではない。
身の安泰ははかれます。
だけど、それは長い目で見た場合には何もしてないわけだから、何も起きないし、
何も生まれません。
失敗もなければ、成功もないので人も成長しません。
やって失敗した人よりも、より罪は重いのかもしれないのです。
Leap before look!
ってのが、馬鹿みたいだけど未来のためには時として必要なのだと思います。
株式会社Dai 代表取締役 木脇和政