「人生に答えはないけどヒントはいっぱい転がってるよ」採用面接をしていて、思わず口を突いて出てきた言葉でした。
仕方ないけれど、彼らは、間違ってはいけない、正しい答えを出さなければならないという気持ちでいっぱいいっぱいです。
それゆえ、知識不足への恐怖感、経験不足への切迫感をもって面接に臨まれます。
そのために、心にもないことば、全くないとは言わないけれど、”一生懸命頑張ります。”とか、”私の良いところは、最後まで諦めずに頑張り抜くことです。”とか、本人以外は、いや本人すら証明することのできない、空虚な言葉が場を覆うことがしばしばです。
そんなこと答えなくて良いのに、必死で頑張って答えようとされる。
答えなくてはいけないという、そんな場の雰囲気を作ってしまっているのだとしたら、当方にも非があるわけですが、それは極力消しているつもりです。
なのに、答えを出そうとされる。
人生の結末は誰にも分からない。だけど、向上一路その目的に向かって歩むプロセスに意味がある。その課程で答えは見つからないけれど、ヒントは色んな人が与えてくれるし、努力していれば導いてくれる人も現れる。
だけど、彼らはスタート台に立ったばかりなので、そこは分からない。
”人生に答えはないけど、ヒントはいっぱい転がってるよ。”って、分かったような言い方で、偉そうな物言いなんだけど、本当にそう思うんだよなー。
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