奥に見えている鳥居の先には東シナ海が広がっている。
沖縄には琉球八社（りゅうきゅうはっしゃ）と呼ばれる八つの神社があるが、この波上宮はその中で第一位の格を持つらしい。
その地位の高さはこの置かれた位置からも当然なのかもしれない。眼下には那覇の港が望まれ、その港からは東シナ海をわたって中国や大和に行き来している船が見渡せたはずなのだ。逆に船の方からは自分達の長い航海を見守ってくれる琉球のシンボル的存在だったろう。
今日のアサカイの場所を考えた時、真っ先に頭に浮かんだのがこの波上宮だった。
安倍元首相、これからもこの国日本をお見守りください。
令和4年7月8日午後5時3分。この国を長きにわたって引っ張ってきた安倍元首相が亡くなった。
その後の海外の反応は、”あの平和な国日本でそんなことがおきるなんて信じられない。”という驚きのものばかりだった。
私たち日本人にも信じられないのはもちろんだ。しかし、起きてしまった。
私たちは大きな何かを失ったのだと思う。
それが何なのか考えながら前に進まなきゃ。
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