
夕方散髪に行ってきた。気持ちが良い。その気持ちが良いたびにこの言葉が よみがえる。イギリスだかイタリアのことわざらしいのですが。
一日だけ幸せでいたいなら、床屋に行け。
一週間だけ幸せでいたいなら、車を買え。
一ヶ月だけ幸せでいたいなら、結婚をしろ。
一年だけ幸せでいたいなら、家を買え。
一生幸せでいたいなら、正直でいることだ。
散髪に行くと、1日だけとは限らず3日ぐらいは気持ちがいいんだけど、やはり1週間はもたない。
気に入った車なら、 幸せが1週間なんてことはなくてきっと手放してもその車のことを好きなんじゃないかと思う。僕は同じ自転車に30年以上乗ってるわけだけど今でもその自転車に乗るたびに幸せだ。よく30年以上がんばってくれてるねと愛おしい。
結婚が1ヵ月というのはどうなんでしょう。この流れの中で結婚を持ってくるのはどうなのかと思うのだけどイギリス人かイタリア人の洒落かな。
家は一生ものなので 、それこそ我が家で生を終えたいと思うし家とはそんなものじゃないのか。
ただそれらは、全部自分の外にあるものだ。
自分の中にあるもの、”正直”でなければ、 床屋に行ったって、どんな高級車を買ったって、愛する人と一緒にいようと、どんな豪華な家に住もうと、幸せとは思えないだろう。
とても洒落た短い物語。散髪に行くたびに思い出させてくれるので忘れにくい物語、そしてそして多分真実を語っている物語なんじゃないかな。
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