2022年1月、Blogタイトルを”三智に学ぶ”から”コーラルワークにしました。” ボタン

ゴーストワーク

試衛館跡
この場所を見つけるのはかなり困難だ。GoogleMapで検索はできるけど、その場所にどういって良いのか分からない。まさかこんな路地を入って行くの? とやってみてやっと見つけることができる。どうみても行き止まりだろうなってところを入って行ってやっと見つかる。 あー、ここで近藤勇、土方歳三、沖田総司などなどが連日剣の稽古に汗を流していたのかと思うと感無量。 彼らは江戸ではここを後にして自分たちの夢に向かって京都に向かう。 そして、池田屋事件などを通じてその存在を知らしめることになる。 ここはそういった新撰組隊士達の夢の跡を象徴するかのように、もう実際網に囲まれた神社は朽ちて訪れる人もあまりいないことを物語ってる。 分かりにくいが、神社とマンションとの境界に東京都新宿区教育委員会による「跡」という記念柱が建つ。
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試衛館跡からゴーストつながり。

今日の朝会(あさかい)は東京オフィスから自転車で10分ほどのところにある「試衛館跡」から。
知っている人は知っているのでしょう。ファンなら一度ならずもお参りされたかもしれません。

「試衛館」は新撰組局長近藤勇の養父が創設し、近藤勇を初めとして、土方歳三、沖田総司、井上源三郎、山南敬助、永倉新八、斎藤一ら新撰組と言えばすぐに名前が浮かぶ彼らが剣の修練に励んだ道場跡です。学んでいたのは「天然理心流」、僕の印象では剣術を基本とした総合格闘技のような印象です。一言で言うと実践向き。

この道場を後にし、壬生の剣士、新撰組として時の人となっていった彼らの江戸での修練の地でした。今ではの通り、つわものどもが夢の跡、夏の終わりに訪れるにはふさわしい場所かもしれません。

そして、その今日のあさかいの話題は””、”ゴーストレストラン”でした。この言葉って皆さん知ってますか?
っていうあさかいの振りから入りました。フランチャイズのマッチングをやっているメディアの人を初めとして数人が知っていたようです。僕はどう言うわけかその前日にニュースで知識だけは入っていました。

にわか仕込みのそれで申し上げると、もう世の中は自粛生活が続き、飲食店は青息吐息いつまでもつんだろうって状況です。そんな中でもウーバーイーツや出前館のようなテイクアウトは大繁盛しています。価も急上昇です。
だったらもう、最初っからテイクアウトに特化した飲食店にしちゃおうって始まったのが、”ゴーストキッチン”、”ゴーストレストラン”らしいです。

キッチンだけですから、表には看板らしい看板もありませんし、もちろん客席もありません。客はその実体をみることもなく自宅からオーダーをし、届けてもらうので、”ゴーストキッチン”、”ゴーストレストラン”。

で、その言葉を聞いたとき、自分たちの働き方ってもしかして””じゃないかってピンときた。

それを越しに話すと、ALさんからは、いやー、きのわきさん、ゴーストはないでしょう。ちゃんと僕ら働いてますよって一言が。ゴーストワークって言ったら働いている実態がないみたいじゃないですかと。

そう、そう取られるかもね、でもね、その誤解は承知で言うと、今僕たちがやっている働き方って世間一般的には、「在宅勤務」「」「リモートワーク」。
何れにしても働き方そのものではなく、働く場所を示しているに過ぎないんだよね。在宅だと家、テレワークもそうかな、リモートだと家とは限定せず近くのカフェとかも入るようなイメージ。だけどいずれにせよ場所を言っているだけのこと。

それに対して、今ピンっときた”ゴーストワーク”のゴーストってのは、一般的にはお化けであり幽霊なんだけど、それをもっと突き詰めていくと人の本質的なところに突き当たるんじゃないかと思って辞書を調べてみると、ありました。
Ghost:(生命の根源である)魂;〔時にG-〕霊(的存在)。

つまりゴーストワークって呼び名には、場所とかを限定しない働くことの本質的な意味を込めることができるんじゃないかって思ったんだけどどうだろう。

僕たちがテレワークに踏み切ったのは、もちろん通勤途上での感染リスクを減らすなどの実用的な面が強かったのだけど、実際にそれを始めてからは単純にこれを場所の問題にしてはいけないと思えてきた。
そうしてしまうと逆に場所の制約に意識がいってしまい、やっぱりテレワークだと難しいよねとか、部下の評価をどうやっていくかが問題だとなってしまい、それを放置しておくと個が分断されていくだけだというのが見えてきた。

テレワークは良いことでしかないはず。
を抜きにしても家族のある人はその家族との時間が増え、そうでない人も自分の時間が増えたはず。長距離通勤の人はあの非人間的な通勤ラッシュから解放され心身共にストレスが減ったはず。あとはこうやって享受することができるようになった時間、空間を通じて利用して自分たちの働き方を作り上げていかなきゃなんない。そうでなければ子どもがお菓子もらって喜んでいるのと同じになってしまう。

今はまだ自分自身も暗中模索ではあるけれど、きっと新しい働き方を自分たちは作り出すことができると思っている。そんな思考の中の”試衛館跡”、”ゴースト”だってので妙に考えさせられた。

”ゴーストワーク”良いネーミングだと思うんだけどね。

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コメント一覧 (1件)

  • コーラルワーク(Coral Work)っていうのはどうだろうか。
    上に書いたように「在宅勤務」「テレワーク」「リモートワーク」いずれも自分たちの働き方を表すのにピシッとこない。
    では、”コーラルワーク”は?
    思いつきではあるのだけど、メンバーのうちの一人が家族ともども沖縄に転居することになり彼と話しているときにふと思いついた。
    沖縄と言えば珊瑚礁=コーラル。
    南の海に潜った人なら一度は目にしたでしょうあのサンゴの景色。
    透明度の高い海域にしか棲むことのできないサンゴ、動物でありながら植物と同じように二酸化炭素を吸収し酸素をつくりだすサンゴ。
    地球環境を考える上で守らなければならない美しき生物の象徴でしょう。
    そして、私たちの働き方は通勤を止め、微力ではあってもCO2の排出をおさえ、コロナ禍の都心への移動を控え感染拡大への抵抗にもなっています。
    一方で、通勤時間をなくすことで可処分時間を増やし自分の自由になる時間家族との時間を増やし、今まではあまり顧みられることのなかった地域コミュニティとの時間も増やすことができました。
    ここでいう時間が正にサンゴが吐き出してくれる酸素のことです。
    良いネーミングじゃないかな”コーラルワーク”。

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