目ぇ見て話さんかい。

「目は口ほどにものを言う」なんてことわざを持ち出すまでもなく、僕たちは目を見て話すことの重要さをガキの頃からわかってる。子供を叱ったりするときに叱られている子供は決して目を合わせようとしない。しかしそれが理不尽なものであったら、彼彼女たちはしっかりと睨み返してきたりする。目は解剖学的に見ると脳の延長線上の臓器だから僕たちが目を見ているときには、相手の脳みそを見ていると言っても良いのかもしれない。
「目は心の窓」ともいう。では、目を合わせることが困難なは心が通わない恐れがあるのかと問われると、今のところはその通りだと答えるしかない。
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子どもたちを事故から守ろう。

今日のアサカイで、ある在住のメンバーが活動の一環のようなもので旗振り役をするのでアサカイに少し遅れることがあるかもとはなされました。旗振りとは皆さんも風景として見覚えあると思いますが横断歩道のところで、父兄が児童が横断歩道をちゃんと安全に渡れるように見守ってあげることですね。事前にも聞いていましたしとても大切なことなので遅れることは全然構わないと申し上げました。

その旗振り役のことで思い出しました。これもちょうど三重県の話です。
信号機のない横断歩道で、車が停止する割合が三重県はワースト1位なんだそうです。だったそうなんですかもしれません過去形かもしれません。ちなみに止まる車の割合1位は県だそうです。

これ、車を運転される方だったら常識だと思いますが、車は横断歩道で渡ろうとする歩行者がいたら必ず停止しなければいけませんね。でも歩行者が止まっていたり歩くそぶりが見えなかったりするとついついそのままずっと行ってしまいます。ところが歩行者は渡るつもり満々だったそして歩いて行った、これが、この両者の意識が大きな事故につながっていきます。
当然のことながら、三重県としてはこのワースト1位返上を目指して運動したんだそうです。

目を合わせることで、ワースト1位返上。

具体的には、特に小学生や中学生に対して横断歩道渡るときには手を上げることはもちろんなんだけど、そして左右を見て安全を確認することももちろんなんだけど、もしもそこに車がいたらその運転手さんの目を見なさいという指導をしたんだそうです。そうすると、車はほぼ100パーの感じで止まってくれるんだそうです。こういった実証実験を重ねた上で県内に広めていった結果、横断歩道で止まってくれるドライバーの数がとても増えたってお話でした。

人間心理だなぁと思いました。子どもと目があって車を止めない大人はいないでしょう。そしてこれが社会全体として運動として盛り上がっていけば、たとえ目が合わなくても止まるようになっていくんじゃないでしょうか。

目は働き方への大きなキーワード。

そんなことを話しているときに、僕はこれってなんかテレワークにもつながっていくなと思ったんです。何かって言うとこれはもうテレワ下における視線の合わせ方問題です。

テレワークの最大の問題点がいかに目を合わせることが難しいかなんです。
経験のある方はわかると思いますが、Webミーティングをやっていて困るのは、画面を見ているとカメラを見ることができず、カメラを見ると視線は合うんだけど今度は画面を見ることができないというジレンマです。
どうしても人は画面(つまり相手の顔)を見て話そうとするのでそうすると視線は永遠に合わないということが起きます。
目を合わせる目を合わせて話をするというのは特に西洋社会では重要だとされていると思います。目を合わさないでしゃべるのはなんとなく自分に自信がなかったり、あるいはをついてるんじゃないかと相手に思わせるそんな印象を与えてしまいます。
また、テレワーク下では視線だけではなく身振り手振りのようないわゆるノンバーバルが大切だと言われているのもそういったことからくるくるのでしょう。
これを解消しようと、テクノロジー的に解消しようとカメラを工夫されている方はいるようですが、根本的な解決には至ってないように思います。

合わせるのは難しくても工夫しよう。

しかし、何も工夫しないのはダメなんじゃないかなぁって思うわけです。そうしなければ僕らは2年前にテレワークって働き方を半ばから逃げる的に始めたわけですが、ずっとエスケープしてることになっちゃうんじゃないかと。
自分たち独自の働き方を、あたかもそれが人間本来の働き方であったかのように作っていかないとダメなんじゃないかって思いがあり、という概念を作ったのが半年前です。

コーラルワークって、結局心なんです。テクノロジーはここまで発達したのでそれを最大限活用しながらを効率的に行い、一方で心も高めていけばこんな強い働き方ないんじゃないか、それがコーラルワークです。自分たちが始めた働き方なのでどこにもモデルはありませんから、トライアンドエラーでぶつかっていくしかありません。

そこで今日思ったのは、アサカイの最後の挨拶、“今日一日よろしくお願いします。“とか、”ありがとうございました。”と言う時、人は自分のモニター上のメンバーに向かって話しかけていますが、これを反対にしたらどうだろうかと。
つまり、相手はは画面の向こうにいるんじゃなくてカメラの向こうにいるんだから、画面にではなくカメラに向かって言ったほうがいいんじゃないかなって思って、今日やってみました。

やってみましたがそうなんです。
僕もカメラを見てあいさつしたので、誰が自分を見てるかわからないんです。画面は見れないからね。
でも僕はそれでいいんじゃないかと思ってる。自分の気持ちが大切であって自分が相手にありがとうって言いたいからカメラの向こうにいる人に向かって話をするていう気持ちがいいんじゃないかなぁって思った今日のアサカイでした。
ちょっと話が長くなって5分オーバーしてしまいましたねアサカイさんごめんなさい。

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