会社ですからいろんな人がいます。
住んでるところはもちろん僕らはバラバラ、年齢はバラバラ、性別はバラバラ、性格ももちろんバラバラでたくさんある。陽気な人もいれば陰気とまでは言わないまでも陽気とは言えないような人もいる、おしゃべりな人もいれば、無口とまでは言えないでもおしゃべりとまではいえない人もいる。
どういう人が私の言動に反応してくれるのか相性もあるんだろうけど、わからない。
そんな中、普段私のそれにはあまり反応してくれない方が、つい最近反応された。
どこで?
このApple Event May-7についてでのことでした。
このイベントに関するニュースが昨日社内スラックで流れてきたんです。
LT=Lightning Talk(ライトニングトーク)と命名してるようですが、エンジニアさん達がそれぞれが気になったニュースや気になったことを会社のメンバー全員が見れるように流してくれたりします。
普段は流れてくるだけなのでそれに対してコメントする人はほとんどいません、流してくれてる人には申し訳ないけど全くいないと言ってもいいぐらいです。
だけど一昨日のこと、珍しくめずらしくコメントしない人がぼそっとつぶやいたんです。
「今回はプロモーション映像の演出についても話題になってるみたいです。たしかに僕も何かちょっと違和感ありましたね。」
私は驚きました、社内ではゴルゴとかデュークとか呼ばれていて、無駄な口はきかない男です、危険が身に及ばないためなのかクライアントの身を守るためなのかどうか分かりませんが、とにかく無駄口は叩かない男です。その男がつぶやいたんです。私は慌ててそのリンクをクリックしました。
これか、これはやばいと私も思わずつぶやき返しました。
11分20秒から12分20あたりに掛けて約1分間のPVが流れましたが、それをみて私は我が目を疑いました。
> 違和感ありましたね。
ゴルゴ、いやデューク、違和感どころか、一体この人たちの感覚はどうなっちゃったんだろうって思いましたよ。
100歩譲ってジョブスがやったのだとしたら何かの意図も感じないではないけどジョブスなき後の人たちがやってるので単なる阿呆にしか見えない。しかも驕り高ぶった**。
たしかに。
↓のApple Watch 9 の映像でも感じたんですが、
切り取るシーンがネガティブというか、前向きでクリエイティブなメッセージを感じないんですよね。
ジョブズの頃のようなイノベーションは薄れたものの、プロダクトへのこだわりというか完成度は今も受け継がれていると感じているので、それらをこういった形で表現されると残念な気持ちになります。
コメントありがとう、デューク。ネットでは昨日から出てたけど、今日の朝刊にも謝罪出てるね。
当初はこんな怒ってるの日本人だけってXとかには投稿もあったけど、やっぱこれは人類共通の怒りだよね。
ただ不思議なのはどうしてこんな誰がみても気持ちの悪いビデオを作りそれを幹部連中は認めたのかだよね。これは組織の問題もあるんじゃないかな。なんか組織としてここにきておかしくなってき出してるんじゃないかって気がするよ。
恐らく世間よりもApple社内の人間の方がここら辺の感性は敏感なはずでまともなはずで嫌悪感を示す人間はそれなりにいただろうと思うわけ、だけど彼らの意見は反映されなかった。
(世間とズレたプロモーション)作ってしまうことはいくらでもあるだろうけど、それを新製品の発表に使うという感覚はどうにも危ない。こういうのってどこの会社にも起きそうなんや。
でね、君が言ったwatch9の動画やけどこれはネガティブなの?
即物的でつまらないとは思うけどネガティブとまで言えるのはどの部分ですか?
とこんな感じで彼との社内スラックは続いたのでした。
最後になりますが、この記事を書き終わった後にどうしてもタイトルが思いつかないのでいつものAIトリオに頼んだんですがいずれもぱっとしませんでした。
ここで言いたいのはデュークから久々にSlackへの反応があったということ、嬉しいことに私とおよそ意見が似ていたということ、組織問題。Appleほどの企業、環境意識の高いアートを愛する企業がこんなPVを作ってしまうという組織の問題。
タイトルはこれらの要素をいれつつ短いフレーズでインパクトを持たせたものである必要があります。
まだまだ今のAIには荷が重いようですね。
で私が考えついたのが上記の「デューク投稿」。良いでしょ?
これ当然のようにデューク東郷とかけてるわけですよね。
ん?
分からない。
お前のタイトルはAppleのPV以上に分からない。
そ、そうですか。