この写真、よーく見てください。
美味しそうなお酒がズラッと並んでますけど、その銘柄はちょっとおいておいて、価格が変ですよね。グラスと一合の割合が酒によって違うのです。
日本酒好きの僕としてはほうっておけないです、こんなメニュー見ちゃうと。
どうやってもその意図を探りたくなります。一合でのむと得なお酒と損なお酒が一つのメニューにあるんです。
なぜ?
一合でのむと得なお酒がどうして生まれるのかいくら考えても分かりません。この日は社員と一緒だったので、それこそ彼と一緒に考えましたが分かりません。断っておきますが、彼は社内では割と数字にはうるさく、計算も得意な方の人間です。だけど、彼にしても、
一合でのむと得な状況って何?
お酒って、一升は一升だし、一合は一合のはずです。
例えば、この前の西日本豪雨で、あの海外で特に有名な「獺祭」というお酒が仕込みの最中に被害にあってしまい、今は日本全国で商品が払底中です。そんなお酒が混じっているのであれば、何となくそういう数字以外の要素も入ったりするのかと思ったりもします。いや、それでも働くのは市場原理だけのはず。
これを、お得な一合ランキングしてみると、
山形の銘酒”くどき上手”はグラスで2回頼んだ方が良いです。一合でのむと損です。逆に越後の銘酒”景虎”は絶対一合でのむべきです。
ワカラン!
何とか自己解決したかったし、自分たちの想像力にも挑戦したかったので、店員さんに尋ねるのは避けていました。しかし、どうしてもとうとう我慢ができなくなって、尋ねました。
”これ、おかしいですよね?”
”え、どうかしましたでしょうか。”
”いえ、この価格です。バラバラですよね?”
”え、そうなんですか、どこがですか?”
”いや、価格です。何か意味があるんですか?”
”…。店長が書いたことなので私にはちょっと…。”
”いや、あなたはどう思うんですか? 変ですよね?”
”…。”
”店長に聞いてきます。ちょっとお待ちください。”
それからしばらくして、ひとしきりのんで、勘定をする段になっても答えはこなかったことを申し上げておきます。
飯田橋のお店です。大衆居酒屋ではなくそのちょっと上のあたり、割といつも繁盛していて、ほぼお客さんで満席です。
次、行った時が楽しみです。
…。
あ、そうか、こうやってもう一回来させようとしているのかな?
きのわき
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