雑務が存在してはいけないね。
会社内で、この雑務は誰がやる?じゃー、オレがやるよ。その代わりこの雑務は頼む。分かりました、私がやります。
なんて会話がありました。
聞いていて、それはおかしいなと思いました。
会社に雑務なんてあるはずないし、あってはいけないのではないか。それに雑務と言われてそれを押し付けられた人間はどんな気持ちになるのだろうか、と妙な気分になりました。
きれいごとではなく、雑務はあってはならない。
もしあるとしたら、それは会社の事業目的に沿っていないもの、それが雑務なんだろうと思う。会社の事業理念に沿いながら、その目的を達成するための業務に雑務は存在しない。
”私は何年も勤めているのに雑用ばかりやらされている!”
”私はまだ新人なので雑用やらされるの平気です!”
そんな会話が始まったら会社は要注意ではないでしょうか。
長年勤めている人がそれを雑用だと思っている時点で会社は方向を示せてないことになります。
新人=雑用係という一種の封建的思考は会社を硬直化させるでしょう。
雑用や雑務がもし存在するのであれば、それは真っ先に整理し、この会社には雑務なんてないんだ!とみんなが思えるような会社にしたいものだと思います。
雑務、雑用、雑事。”雑”のつく言葉はいっぱいありますが、それは謙遜の意味を持って使われる場合もあると思います。つまりそれを雑としているのか、最も大切なものとしているのかはそこに向き合っている人の心次第ということになると思います。
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