日中はほぼApple Watchをつけて過ごすんですが、長い間その気温の表示が疑問でした。
日中、この暑いさなか道路を歩いている時には、時計に表示される気温と体感温度とはほぼ同じでした。しかし暑いからといってクーラーのきいているカフェとかに入ってみても時計の気温表示は変わりません。おそらく外気温に比べて10度くらいは低くなってると思うんですけど変わりません。
逆に風呂に入ったりサウナに入っても変わりません、サウナなどは80度近くになっているはずですが、外を歩いているときの気温と変わらないのです。
なんかおかしいなあと思っていたのですが、きっとこれはApple Watch独特のアルゴリズムが働いていてその瞬間瞬間の外気温にに左右されることなく、その時のその地域の平均的な気温を計算して表示するような仕組みになってるんじゃないかと思っていました。
それを昨日の昼、知り合いの方と昼飯を食べながら何気なく目の前の人間にそのアップルウォッチのちょっと気になる点を話してみたら……。
「それ単純にウェブから天気予報を取ってきているだけじゃないですか、その天気予報の気温を表示しているだけでは、だってスマホ通じてネット繋がってますしね。」と。
あぁ、そうかそうかそれだけのことかと一瞬で今までのなんとなく感じていた違和感というか疑問のようなものがクーラー効いてて暑くもないのに氷解したのでした。
私がこのApple Watchの文字盤に気温表示をするようにしたのは半年ぐらい前からでした。つまり、私はこの半年間というものずーっとApple Watchは高機能の温度センサーと独特の優れたアルゴリズムで適切な気温を表示していると思い続けていたのです。
いわゆる思い込みってやつですけど、これがなぜ起きたかって 自己分析してみるとApple社に対する過剰な信頼があったためだったんだろうなって今では思います。自分ではわりと理性的な人間だと思っていたのに、実に半年間もの間実にばかげた信頼をしていたのだと気づかされました。
世の中ってこういう思い違いやってる人って僕だけじゃないんだろうなと思った 昨日の昼下がりでした。
思い込み。
今回の場合はある企業に対する信頼から過剰な信頼、疑うことのない思い込みになっていましたが、逆の場合はある企業や人への不信から疑いの思い込みへ走ってしまう時もあると思います。
これは、両者にとって、もちろん社会にとっても簡単に不幸を招いてしまいます。
思い込みをなくして何とかフラットに考える、より理性的な自分でありたいなとつくづく思ったのでした。
それでなければ、地球は丸いんだ、地球は回ってるんだそれでも回ってるんだという人間を異端審問で裁く様子をただ眺めている側に自分もなってしまうかもしれないのです。
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