龍に乗って帰ろう。

松本市の
日本昔ばなしの冒頭に登場するあの絵のモデルなのかな。
といっても県内にはいくつかの泉小太郎像が存在するらしい。
ここは松本市内からは一番近かったので訪れてみたけど、Googleマップにも出てるわけではないので探すのは結構苦労した。
やっと探し当てたのはアサカイが始まる9時5分前だった。

に来たのであればぜひ寄ってみたいところがあった。
私たちの会社にコタローというニックネームで呼ばれている男の子がいる。
誰がつけたのか、私がつけた。
名前由来ではあるけど彼が龍にまたがって勇ましく飛んでいく様を想像したから。

そんな彼が来週故郷のに帰るという。
どうやって帰るのと聞いたら、当たり前のように飛行機でと答えた。

 ー私は、現場に向かう道すがら彼に尋ねた。

本当に飛行機で帰るんやな?
ええ。

ほんまに飛行機でええんやな?
えぇ。

飛行機乗りたいんやな、コタロー。
えぇ、いや、そういうわけでは。しかし、飛行機しか。

飛行機以外もあるんやないの?君に相応しい乗り物がさ。
えぇ、ありますか?

 ー現場についてスマホで泉小太郎像を映した。

あるよ、ほら。
龍に乗って帰りーな、龍にまたがってさ、島根ぐらいはひとっ飛びだよ。

や、やられた。

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