静謐さって何処で感じる?

ストレリチア(極楽鳥花)
今日のエントランスでひときわ華やかなそれでいてすっと立っている様子が美しい。
南アフリカを中心に5種程度が分布する。花は鳥の頭のような形をしているものがある。また、葉が美しく観葉植物として栽培されるものがある。バード(オブ)パラダイス、とも言う。学名の「ストレリチア」は、植物愛好家であったジョージ3世の王妃シャーロットの旧姓に由来している。<wikipediaより>

当社では、お客さんがいらっしゃることがあらかじめ分かっていた場合には、その数時間前に応接スペース(応接室ではありません、あくまで便宜上の客人用スペース)をきれいに片付け、します。

主に営業の方々がやってくれるわけですが、私はそれを見ていて、なんか違うな。どこか違うなと思っています。

それは、何のために掃除をするかを考えていくとぶつかります。

私は、掃除は人様のためでは無く自分のためやと強く思うのです。

イエローハット創業の鍵山秀三郎という方は、の業界を通じて存じ上げるようになりましたが、NPO法人日本を美しくする会の相談役をつとめている彼も似たようなことを言ってらっしゃいます。
また、断捨離で有名なやましたひでこさんが仰っているのも、同様に、掃除を通じて心を解放するのだということですから、似たようなことなんだと思います。彼女は何でも捨ててしまえと言っているのではないですね。モッタイナイという日本人の大切な感情を尊重しながら、それをうまく活用し、物に溢れたこの世をいかに生きるべきかという処世術を著していらっしゃいます。つまりは心のありようです。

その心を解放、或いは心を磨く過程として掃除があり、その結果としてものが整頓され、見た目がきりっとした状態となり静謐感が漂っていくのではないでしょうか。

静謐感というのは心が整理された状態なんやと思うのです。その静謐感を得るために外界を整理整頓していく。そして、ひとたびその領域に客人が足を踏み入れたら同様の静謐感を共有できるような気がします。

もちろん、お客さんがいらっしゃるから片付ける、掃除をするというのも悪くはないです。いわゆる客人に対するおもてなしの心ですからね。

だけど、難しいことだけど、お客さんにはありのままを見てもらうのが本当は良くって、
そうであれば、常にいつどなたがいらっしゃっても良いようにしておけば良いのではないでしょうか。たとえその時にたまたま書類が散らかっていても、電話がけたたましく鳴っていても静謐感は漂っているのではと思うわけです。

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