日本酒が好きだ。
だけど安い日本酒が良い。お高いのはどうも苦手。桐の箱に入ってきたりして仰々しくされると、このコストって結局どこかで支払ってるんだよなとか思ってしまうし、そもそも自分には似合わない。酒は普段のものとして、普通にのみたい。
ただ、量にはこだわる。いっぱい飲みたいって意味ではなく。
最近は日本酒もオシャレに呑むところが大半で、良いお酒になると冷酒で提供される。大体、量としては100ml~120mlか。少なめというか中途半端な量で提供されます。お店の側としては回転をよくしたいのかも知れない、だけど、
これはダメです。
日本酒は一合って決まってる。つまり180ml。
この量でのむのがちょうど良い。徳利とお猪口でのむ場合にもこのサイズが良い。お茶とかをのむ湯飲みがだいたいこのサイズ。
で、お店によっては目の前にこの湯飲みが見えたりすると、そんな可愛らしいグラスじゃなくって、その湯飲み茶碗に入れてよって言ってみたりするけど、まー、怪訝(けげん)な顔をされます。でも、中には、その方が美味しいですかとか、やはり日本酒は安物の器が良いですよねとか妙に乗ってきてくれる主人もいたりする。
なんなのだろう、この感覚。
いわゆる尺貫法が身体にピッタシきているのだと思う。四畳半の部屋は気持ち良いけど、7.4平方メートルではどうもいけない。
ヤード・ポンド法でfeetはfootつまり足から来ているけど、これなんかも正に身体感覚。各民族にはそれに合った単位が存在している。
日本酒は一合で呑むべし。
一寸法師は、一寸だから可愛らしい。
一寸の虫にも五分の魂、どんな小さなものにも、命が、魂がある
一寸先は闇は、経営者のうわごとかも知れない。
一寸、ほんとに目の前のことが見えないのが人生。
昨日、チャリに乗っていてこけた。まさかここでこけるか!痛めていた膝に更にダメージ。
一寸の隙を突かれた……。
Comment
コメント一覧 (2件)
はじめまして。こんにちは。
お高いお酒が苦手という部分にとても共感してしまい、コメントいたしました。
私も、素敵なボトルデザインであったり、
綺麗に包装されたお酒(もしくは他の食べ物などもそうですが)は、
「この価格のうちのいくらくらいが包装代なのかな?」とつい考えてしまいます。
何よりも、仰々しく、ではなくもっとカジュアルに嗜みたいと思ってしまうので、
私も自分に合っていると思えるような、買うのも躊躇わず、飲むのも躊躇うことがないような価格帯のお酒を購入してしまいます。
(たまには背伸びしても良いのかなと思うのですが、それこそもったいなくて少しずつしか飲めなさそうで…)
実は今ちょうど、このブログを拝読していたところ、
家に虫(ハエです)が侵入していた事に気づきまして仕留めようと思ったのですが、
「一寸の虫にも五分の魂」の言葉を読んで窓から逃したのでした。
コメントありがとうございます、竜胆さん。
このコメントを拝見すると、失礼ながら竜胆さんは質より量をたしなまれるような印象も受けたりします。
だけど、本当のおいしさっていうのはその人でなければわからないわけで、楽しいお酒が飲めたらいいですね。しかし、このコロナ禍、Zoom飲み会ではなんだかアルコールだけがまわりそうだし、このコロナによってお酒の文化も変化していきそうな感じもしますね。
ありがとうございます。僕が礼を言うのはまるでハエのお父さんみたいですけど、命がつながっていると考えればそんな感覚もあったりします。害虫であればやっぱり害虫で害をなすわけですから処分しなきゃいけないんですけど、虫というなんだか外見だけで嫌がられてるようなそういうところがなんか気になるんですよね。