仕事の顔

「流れ橋」。地元京都府の久御山町と八幡市間の間。木津川に架けられています。洪水を想定しあらかじめ橋桁を取っています。良いなこの潔さ。どうせ流されちゃうんだしというこのあきらめの良さ。*この格好いいチャリンコは借り物です。撮ってあげましょうかという通りすがりの親切な方の持ち物です。まるで自分のもののように取ってもらっている私は結構計算高い男です。ご親切どうもありがとうございました。

外で食事をしている時、ちょっと顔の知られた芸能人が隣の席に座ったことがあります。一般的にはお笑いの人ということになるのかな。
でもテレビで見かけている顔や様子とあまりに違う。つまらなさそうに、退屈そうに連れの女性と話してました。

そしてこんなものだろうと思いました。テレビに出ている時には思いっきり皆さんを楽しませる顔や振る舞いになっていて、つまりはそれが彼の仕事の顔なんですね。笑ってふざけてるけど、思いっきり真剣にふざけているのでしょう。

仕事の顔って一般的に魅力的だと言われていますが、実際そう思います。イチロー、バッターボックスに立ってる時の真剣な顔は超カッコイイ。もう遠くなってしまったけれど、あの時の福島原発に向かう消防隊の隊列姿勢と、その横顔には国民の誰もが感動したことでしょう。別に有名人でなくても、ブラリと立ち寄った飲食店で真剣な眼差しでフロアーを見渡しているアルバイトの女の子もかっこ良かったりします。

海上自衛隊イージス艦「あたご」と漁船の衝突事故を巡る裁判で、横浜地裁は当時の当直士官二人に無罪を言い渡しました。法廷に入っていく二人の顔を見ていると、とても緊張した様子ではありますが、当時の仕事の顔はどうだったんだろうと想像しました。かっこいい顔だったのかな。

さて、私の仕事の顔はいつなんだろう。いつが一番カッコイイんだろう。お客さんと話してる時、PCに向かってる時、会社内で話してる時? ちょっとにやけてますよっていうのは昔から言われてます。

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