以前のブログで、トイレの案内に拘ってしまいました。下手な謙譲表現にクリーンさを保つ効果があることに違和感を憶えたのです。きれいに使ってほしいんだったら、きれいに使ってとストレートに訴えるべきだし、そんなことは人であれば誰でもが普通にもっている道徳観なのだから、それに対しておもねくような態度を取るのはどうなんだ?と思ったわけです。
で、見つけました。実にストレートな表現です。とまでは言えない。
「大変申し訳ございませんが、次のお客様の為にも、トイレをきれいに使って頂きますよう、お願い致します。」
百均最大手の店で見つけました。
ただ、前半部分の、「大変申し訳ございませんが、次のお客様の為にも…」は不要ではないでしょうか。
トイレをきれいに使うことなどは、たとえ客であっても当たり前のことなのだから、それに対して大変申し訳ございませんがと、へりくだる必要はないのではないでしょうか。
また、次のお客様のために、には押しつけがましさを感じます。あなたに言われることではない、という感情が湧いてきます。
あなたは、次のお客様のなんなのさという気分になります。
”トイレはきれいに使いましょう、次の人のために、掃除してくださっている人のために、そして自分のためにも。”
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