
ふるさとの訛なつかし停車場の人ごみの中にそを聞きにゆく
「私は時々方言が出てしまうんですけど、構いませんか?」
私たちの会社のカスタマーサポートという職種に応募されてきた方からの質問でした。
私たちはフルリモートなので応募者との採用面談(私たちはこれをJI-Job Interviewと呼んでます)もたいていはWEBでおこないます。確かにお話を聞いてると東北なまりの印象があります、でもとっても素敵な。
それで私は応募者の方にこうご質問いたしました。
「もしもあなたがお客様で、企業のサポートに電話をした時その受付の方が方言でお話しされたら何か嫌な印象受けるんでしょうか」と。
そうすると彼はいいえないですと。
ですよね、むしろ印象良くないですか?
自分のアイデンティティーちゃんと守ってらっしゃるつまりは自分を持ってらっしゃる方だってことで良い印象ですよね。私も全く同じです。方言聞いてると癒されますもん、不思議です。
それに、私たちの働き方はコーラルワークと呼んでいますけどもこれはフィロソフィーとして掲げている「文化を愛し教養を育む」の実践でもあるんです。文化って地方に根付いているし文化って言った時は皆さんなぜかしら地方を思い浮かべるんじゃないでしょうか。人の営みというかその土地に根ざした人の営みそのものが文化で、その文化を私たちは大切にしたいと思い、フルリモートと言う働き方を選択しました。今ではメンバーは北海道から沖縄まで全国にいらっしゃいます。そんな私たちですから方言はむしろ守っていきたいのです。
私は特に東北の鼻濁音と言うのかなあの鼻にかかった音がなんかいいですね。最近はNHKをはじめ放送現場で、ガ行鼻濁音(鼻に抜ける「が・ぎ・ぐ・げ・ご」の発音)を使えるアナウンサーが急速に減少してるなって感じてなんか、寂しいですね。
方言をお国言葉って言いますけど、正にそうですよね。生まれ育った国のことばなんですね方言。
こんな詩があるじゃないですか。
「ふるさとの訛なつかし停車場の人ごみの中にそを聞きにゆく」
岩手県出身、石川啄木
「ふるさとの訛りなくせし友といてモカ珈琲はかくまで苦し」
青森県出身、寺山修司
方言への愛しさが迫ってくる詩ですね、**さん。
