2022年1月、Blogタイトルを”三智に学ぶ”から”コーラルワークにしました。” ボタン

心のルールブック

ワールドカップ。

ニッポンは他会場での試合の様子を見ながら、フェアープレー得点ではセネガルを上回っているという情報もあり、無理に勝ちに行くことはせず、後半の終了15分程前から、自陣でボールを回し始めた。

結果は、西野監督の読み通り。

2大会振りの決勝ラウンド進出を決めた。下馬評ではグループリーグ最下位のチームが並み居る強豪の中で2位通過。天晴れとも言って良いだろう。マスコミはその判断を全て褒め称える。

だけど、なぜか釈然としない。釈然としない人も多いだろうが、これは違うのではないかとも思う。

勝負だから、勝利が全て、ルールには則っているからというのが多くの意見。西野監督を名将とたたえる。

だけど、だけど、日本サッカーの歴史からみたらどうなんだろう。5年後10年後、この試合を見た若い子が今度はピッチに立つ。

同じ考え方で戦われたら嫌だ。

勝負だから、勝利が全て、ルールには則っているからの大元には、その前提には、「正々堂々と戦う」という、ルールブックには掲載されていない、心のルールブックがあるんじゃないかと思う。

目の前の勝利のために、これが犠牲になってはいけないと思う。

僕が欠席した社内の)でこれが話題になっていると知りコメントした。今度はFIFAランク3位のベルギー戦。

 

  • URLをコピーしました!

Comment

コメント一覧 (2件)

  • 日本の良い部分、悪い部分が出た試合だと思います。
    結果重視の社会であるとともに、夢を与えなければならないワールドカップで起きた
    悲劇だと思います。
    ですが、その批判を真正面から受け止める西野監督は、理想の上司像なのかなという風にも思いました。

  • 匿名さんへ。

    > 結果重視の社会であるとともに、夢を与えなければならないワールドカップで起き
    > た悲劇だと思います。

    結果重視であったから、後半10分は自陣でボールを回すだけで攻めにいかなかった。
    夢を与えるとは、そんなことはしなくて、点を取りに行くということでしょうか。

    そして、今回はたまたま結果的にそうなったというだけのことではないでしょうか。

    > その批判を真正面から受け止める西野監督は、理想の上司像なのかなという風にも
    > 思いました。

    批判を真正面から受け取っていたというのはどの場面でそうお感じになったのでしょうか。
    テレビのインタビューの答え方とかでしょうか。
    そして、日本代表監督というのは、理想の上司というレベルで良いのでしょうか。
    その場の日本代表チームを率いた監督だけではなく、5年後、10年後、いやもっと
    先の日本サッカーを考えるべき立場にあると思うのです。
    フィールドにあっては上司でしょうが、立場的にはそこを越えていなければならな
    いと思うのですが、いかがでしょうか。

    株式会社Dai 代表取締役 木脇和政

コメントする

目次