祝、甲子園優勝。

平安高校野球部のグランド角にあった小さな黒板と。「勉強」という文字さえなければ、これは社会人に向けた言葉だと多くの人が感じるだろう。それほど人としての当たり前のことが書かれている。

甲子園優勝。

夢のようなことが起きました。

私が2年前までPTAの会長を務めていた龍谷大平安高校が春の選抜で優勝しました。

私が高校でお世話になった3年間でも3回も甲子園に連れて行ってから、いつかは優勝するのだろうとは思っていましたが、ここのところ、良くて二回戦、ほとんどが初戦敗退が続いていましたから、甲子園に出場はしても優勝は遠い、まだずっと先という意識でいました。

しかし、原田監督は当初から今回は優勝を意識していたとか。確かに秋季大会の成績とかを後で知ったのですが、頷きました。それでも、優勝は様々な要因が重ならないと果たせるものではないでしょう。

私が、小学校、中学校に通っている頃は、甲子園の京都代表は平安と決まっていました。それぐらいの名門校でしたし、今回も史上最多の出場で70回目を迎えると書かれていました。

ですから、スポーツが盛んな高校にあって他のクラブからのやっかみも出そうなぐらい、野球は特別な存在でした。私もよく応援に行っていました。時には練習試合を観戦に、以前のグランドがあった亀岡にはよく行きました。

少し話が横道にそれますが、グランドに行くときに利用した亀岡駅には、改札を出たところに、明智光秀の像と並んで、「都鄙問答」で有名な石田梅岩の座像があります。石田心学を築き、江戸時代の士農工商という身分の中にあって、商人の存在価値を世に問うた人物です。

 

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