東宣AD主催 ビジネスコンベンション2007 会場リポート

株式会社東宣エイディが主催するビジネスコンベンション2007に行ってきた。

開催期間は4月27日(金)の11時~17時と翌日28日(土)の11時~17時の二日間。 先週行われたアントレフェア同様に開催時間を考えると、このフェアーは会社員でも参加できる時間帯であり、ターゲットも当然彼らであることがうかがえる。

タイトルは「ビジネスコンベンション」と銘打っているが、出展企業45社のうちFC関係の企業が25社を占めているので、FC募集や代理店募集を核としたフェアーであると考えて良さそうだ。二日目には(社)日本フランチャイズ協会 会長の加藤充氏の講演もあったぐらいだからFCと大きくかかわっていることは間違いないだろう。
コマの大きさや作りはアントレとほぼ同じだった。ほとんどが一コマであり一番大きなセブンイレブンでもコーナーに配置し目立ってはいるがそれでも二コマだ。
開催期間は二日間と同じだが、出店数から計算すると東京で行われたアントレと比較するとちょうど半分の規模ということになる。

しかし、われわれが注目したFCに関しては同程度の会社規模、同程度のコマ割にもかかわらず、顔ぶれは全然違っていた。
次にもっとも印象的だったのは意外と地元名古屋、あるいは愛知県に本部を置くFCの出展は少なかったということだ。
むしろ県外の本部の出展が多く、出展の意図は何ですかという弊社の質問に彼らが異口同音に答えるのは、名古屋で今後は店舗展開を図りたい、名古屋はとても有望な市場であるということだった。名古屋の力強さを感じさせる反応だ。

FCを核としたフェアーであることは間違いないが、今回の特長をもう一つ。これは今回に限らず東宣ADさんの主催するフェアーでは毎回のことであるらしいのだが、集客のための企画が一本、柱が一本あるということだ。それが今回は株式投資に関するセミナーだった。有名な講師を招いて無料のセミナーを行い、それをフェアーの集客に結びつけるというものだ。
しかし、この集客方法はわれわれが各ブースの本部を取材して回っているときに聞かされる苦情の原因にもなっているのもその時知ったことだった。
つまり、本部はこのビジネスコンベンションに対してFCフェアーとしての意識で参加しており、当然その目的は加盟希望者の獲得であったにもかかわらず、実際に来場しているのは株式投資に興味のある方が多く、彼らの見込み客は少ないではないかというものだった。株式投資に興味のある人間は自宅で新聞を見ながら数字をいじるだけで、FCのようにリスクを負って自らが加盟し経営することにはおよそ興味がないのだからもう少し企画を考えてほしいという主催者への一種の不満も聞かされた。

東宣AD代表東譲氏われわれは会期終了後、主催者の東宣AD代表者 東譲氏にそういった意見があることを率直にぶつけてみた。
氏の回答は明確だった。それは実に名古屋という土地の土地柄に起因するというのだ。
つまりこういうことだ、株式投資に興味のある方は多くの場合、土地をも持っている場合が多い、なんせ名古屋は土地持ちが多く堅実な県民性の地域なのだと。
そんな彼らは株式投資にも興味があるが一方で遊休地としての自分の土地も何とか活用したいと思っているのだと。そんな彼らはむしろFC本部にとって最上のお客ではないかというのだ。
ナルホド、である。理屈は通っている。というかとてもよく練られた企画、FC本部の立場を考慮した企画に思える。ただ一つ残念なのはその意図が出展社にはうまく伝わっていなかったというだけだろうか。
実際、不満をぶつける本部がいる一方で、多くの見込み客の対応に追われている本部がいたのも事実だ。
改めて、こういう対応を見ていると一括りに独立フェアーといっても主催者の個性や土地柄がその運営には大きく影響しているようだ。
今後はFC本部もそういった各種フェアーの特性などをより研究しながら効率よく出展することが求められるのではないだろうか。

こちら東宣ADでは過去の来場者をきっちりとWEB上で発表している。平均すると大体3000~4000名のようだ。

今回のビジネスコンベンションは日経FCショー同様に主催者よりビデオ撮影が許可されたので、会場の様子は後日ストリーミングで流す予定だ。また、社団法人日本フランチャイズチェーン協会会長 (株)ユニバーサルホーム代表加藤充氏の取材記事もアップを予定している。興味のある方はお楽しみに。