呼び方にこだわってみる。

一時期、病院で患者を呼ぶ場合に、”~様、内科の受付にお越し下さい。”、”~様、お会計はこちらでお済ませ下さい”、
という風に様付けで呼ぶことが増えた。これは明らかに増えた。そして、僕はこれにはとても違和感があった。

病院も客商売で、患者といえどもお客様であるということから、そういったマネージメントが流行したのかもしれない。
しかし、患者は患者だろう。産婦人科や美容整形などの一部の科をのぞいて、来院する人はどこかを病んで傷つき、
痛んでいるのだし、一般のお店のような選択眼でその病院を選んでいるわけではない。

この人たちは、自分たちの患者が、重体に陥ってもう危ないって時にでも、~様、がんばって下さーい。
もう直ぐご家族様がお見えになりますからね、ご息女様しっかりお父様のお手をお握り下さい。
あ、患者様、患者様、ご使用の酸素はノンブランドですが、当院指定のものです。ご安心になって呼吸なさって下さい、
とでも言うのだろうか。

とかなんとか風邪気味で痛むのどを押さえながら受付を待っていたのだが、院内に置かれていた新聞に、
最近は~様が減ってきて、~さんにもどりつつあるという記事があった。
やっぱりなー、そうだよな、である。
みんな変だって思ってたんだ。
って、我が意を得たりとちょっと自分の感覚を自身で褒めていたら、受付の方から、”~さまー、お待たせしました-”、
という元気な看護士様の声が聞こえてきた。
あー、頭痛が痛い。

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