ペコちゃんはいなかった。

日曜の夕暮れ時、京都最大の繁華街(というともの凄く大きそうですけど、これはあくまで相対的な大きさです)、四条通と木屋町が交差する角に建つ不二家のお店の前を通った。というか、どうなっているのかなと無理に通ってみた。

ペコちゃんはいなかった。

降りたシャッターに貼られた案内を読み進むにつれて思わずにはいられなかった。
「貧すれば鈍する」

である。 不二家の業績が芳しくなかったのは、ちょくせつ消費者と接する小売店だけに誰の目にも明らかだったろう。商品や客数で雰囲気で、たちどころにわかってしまう。

今回の事件が発覚したのが二ヶ月前、しかし発表は五日前。大切なクリスマス商戦を終えたからというのは穿ちすぎた見方だろうか。

不二家といえば洋菓子業界では老舗中の老舗ではあるが、それ以上にわが国でフランチャイズという仕組みで店舗展開を始めた会社としては最古参になるのだ。日本のフランチャイズは不二家、ダスキンから始まったと言ってもいい。
ーそういえば、偶然にもダスキンが運営するミスタードーナッツで新商品に小石が混入していたとか。もちろん偶然だろうが。
当社はフランチャイズ関係の書籍やビデオも発行しているので、一度ならずも何度か社長へのインタビューなどをお願いしていたが、ついにいままで一度も実現しなかった。理由はわからないがとにかく外部に対してあまり情報を出すところではないなというのが、そういった事実からも窺えた。

それは今日の読売新聞朝刊に書かれていたように、HPをトップページ以外閉鎖してしまったというところにも見られるように思うのだ。

「貧すれば鈍する」

である。こういう時こそ積極的に無理にでも情報を開示すべきであるのに、逆に閉じてしまっているのだ。行動が鈍化してしまっている。

雪印、姉歯と偽装においてはかくも偉大な先輩諸氏がいたのに、どうして教訓とできなかったのか。そんなことすればどうなるか、あのときに全ての日本国民が学んだはずなのに。

「貧すれば鈍する」、である。

公の企業のディスクロージャーは当然だが、その中でもFCを運営する企業にはより多くの情報公開が求められるはずだ。

現在、当社ではフランチャイズサイト、http://www.dai.co.jp/fc/を大幅にリニューアルしています。リニューアル公開まではもうしばらく時間がかりますが、サイトの運営に当たって私たちが一番気を付けているのは、いかにして本部の正しい情報を、良い部分も悪い部分も公開できるのか、しかしそれだけだと悪い部分を公開している企業が馬鹿を見ることになるので、マイナス面をあえて公開している企業に適切な評価をいかにして加えるかに腐心しています。

もう間もなくです。ご期待下さい。

%d人のブロガーが「いいね」をつけました。