フランチャイズシステム。民族としての親和性。

2008年夏、中国北京で行われたフランチャイズのフェアーを取材した際の動画をアップした。
取材は北京オリンピックが始まる前だったから、実際の時間でも2年前だが、感覚的にも随分と前のような気分だ。
そして、数日前には上海万博が開幕した。
その間には日中の間でも様々なことが起こり、世界的にはリーマンショックなるものも起きた。
しかし中国の勢いは一向に衰えることがない。わが国は今年中にはGDPでも追い抜かれるだろうとのことだ。
人口が違うのだからこれは早晩そうなっていくのは当然と言えば当然だ。

さて、そのGDPは世界の工場と言われるぐらいの物の生産によるところが大きいのだろうが、取材をしていて
感じたのは、今後は流通の分野でも大きな力を発揮するのだろうなということだ。
特に、フランチャイズという仕組みは中国人にとってとても親和性が高いのではと思えた。

当然のことながら、フランチャイズは英語であり、その意味するところは独占権の付与だ。契約によって、看板、エリア、
ノウハウが提供される。
この契約によって、ある意味ドライにビジネスを進めなければならないわけだが、わが国日本人はどうもここら辺が
民族的に弱いのだ。曖昧な印象だ。
フランチャイズに投資する、あるいはフランチャイズ権を購入するというよりも、フランチャイズに加盟するという感覚が
実状に近い。その結果、フランチャイズよりものれん分けのような血の通ったものの方にシンパシーを感じやすいのではないか。

一方、中国の方はまさしくフランチャイズを投資と考えているように思える。株や土地と同じく、有望であれば
それに対して投資家は投資をする。

フランチャイズ発祥の国、アメリカの方と似たようなマインドをしているのではないか。そんな印象だった。

フランチャイズの問題点はという質問に対して、中国フランチャイズチェーン協会事務総長は3つの問題点をあげていた。
先の二つは日本でもおなじみの問題だったりするが、最後の答えはわが国のフランチャイズチェーンではあまり
耳ににしないのではないだろうか。
「業界事情、業界のマーケットに対する本部からの情報が少ないこと」これが問題だというのだ。
これは通訳を介して、本部の情報開示、ディスクローズの問題ではないのかと正してみたが、どうもそうではないようだ。
もう少し、突っ込んで聞いてみるべきだったかもしれないが、これだけを聞くと、加盟店は本部に対してかなり
対等な意識を持っているし、投資という意識で行動しているのではないだろうか。

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