2022年1月、Blogタイトルを”三智に学ぶ”から”コーラルワークにしました。” ボタン

好むと好まざるとに関わらず。

インディアンカレー
北海道帯広にあるインディアンカレー。 冬の訪れを待つ雨の帯広の街を歩いていたら、大通りに面したところに見慣れたターバンの看板が、その下にはインディアンカレーの文字。この二つが揃えば一定数の関西人は必ず反応するはず。
でも、なんかちょっと違う、なーんかちょっと違うよなと思いながらもドアを押して入って中を見てみると、注文したカレーを見てみると食べるまでもなくあの大阪阪急地下街のそれとは違っていた。
ここまで似せて良いのか?商標はクリアしてるのか?と思いながらもカレーは美味しいし道民はこよなく愛しているのが伝わってくるので、いやー、これはいい巡り会いだなと嬉しくなってしまった。

カレーの店で、辛さは1~5のどれにしましょうか。
ラーメン店で、麺は硬め? ゆで加減は、ネギの量は、チャーシューの脂身は……。

最近の飲食店では何かを注文しようとすると色々尋ねられる。客の好みに応じてできるだけ対応していこうという店の姿勢の一つだとは思う。

ほっといてほしい。

あなたたが、一番美味しいと思うものを出してくれたら良い。あなたがこれが美味しいと思えばどんな辛いものだって良いし、麺の硬さはあなたの味そのものなのだからそれで良いのだ。

一見親切なようなんだけど、自分で作っているものに自信がないのではと思ってしまう。

あんまり客におもねるのは止めてほしいナー。

ものの美味しさは、辛さや、麺のゆで加減や、ネギの量では決まらなくって、そんなことを主張する客の側に味の好みや個性があるかというとそれもはなはだ怪しいんだ。

こういったお店はファストフードっぽいところに多いし、食べ物が工業化してきていることの一つの表れなんでしょう。客の個性を重視しているようだけどきっとそうではなく、そうでもしないとあまりに工業化していることがあからさまになってしまうからだと思う。

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